くき【茎】
高等植物で、葉・根とともに植物を構成する基本器官。先端に生長点があり、内部に維管束をもつ。地下茎・蔓(つる)・とげなどになるものもある。性質により草本(そうほん)と木本(もくほん)とに分けられる。
くき‐おけ【茎桶】
茎漬けをする桶。茎の桶。
くき‐だ・つ【茎立つ】
[動タ五(四)]茎が生え出る。茎が伸びる。「弔いの人に踏まれたらしいがなお—・って青々として居る」〈左千夫・野菊の墓〉
くき‐ちゃ【茎茶】
茎の部分だけで製した緑茶。
くき‐づけ【茎漬(け)】
ダイコンやカブなどを茎や葉と一緒に塩漬けにしたもの。《季 冬》「—や手もとくらがる土の塀/犀星」
くき‐なが【茎長】
なぎなた・刀・槍などの構え方の一。柄のもとのほうを持つ構え方。⇔茎短(くきみじか)。「藤沢入道長刀(なぎなた)を—に取りて」〈義経記・二〉
くき‐ブロッコリー【茎ブロッコリー】
ブロッコリーの一品種。茎の部分が長く、つぼみの部分とともに食用とする。味はアスパラガスに似る。
くき‐みじか【茎短】
なぎなた・刀・槍などの構え方の一。柄の先のほうを持つ構え方。⇔茎長(くきなが)。「しら柄の長刀(なぎなた)—にとり」〈平家・一〉
くき‐レタス【茎レタス】
⇒ステムレタス
くき‐わかめ【茎若布】
ワカメの主に茎の部分。つくだ煮、汁の実などにする。