かい‐びょう【海錨】
荒天に自力で航行できなくなった船舶が、横波を受けないように船首を波の方向に向けさせ、海中に流して漂流を防ぐ道具。木材を十字形に組んで鉄鎖や小錨などをつけて帆布を張ったものなど。シーアンカー。
かいよう‐まる【開陽丸】
江戸幕府が所有していた軍艦。排水量約3000トン。文久2年(1862)オランダに発注、慶応3年(1867)横浜に回航された。翌年、幕府倒壊時に榎本武揚らを乗せて北海道へ脱出、荒天のため江差沖で座...
けっ‐こう【欠航】
[名](スル)事故や悪天候などのため、定期的に発着している船・飛行機が運航をやめること。「荒天のため—する」
こう【荒】
[常用漢字] [音]コウ(クヮウ)(呉)(漢) [訓]あらい あれる あらす すさむ 〈コウ〉 1 土地があれはてる。「荒地・荒廃・荒野・荒涼」 2 作物が実らないこと。不作。ききん。「荒年/...
さか‐ども【逆艫】
荒天のときに、波浪に強い船首に追い波を受けるようにし、船尾を先にして安全を保つこと。逆船。
シー‐アンカー【sea anchor】
船舶が荒天で航行が困難なとき、横波を受けないように船首から海に投入する布製の船具。海水の抵抗を受けて錨のような役をさせる。海錨(かいびょう)。
ふたつだま‐ていきあつ【二つ玉低気圧】
日本海と太平洋に現れ、日本列島を南北にはさんで通過する二つの低気圧。また、そのような気圧配置。広範囲で荒天となる。
みず‐あげ【水揚げ】
[名](スル) 1 船の荷物を陸に移すこと。「荒天で—が遅れる」 2 漁業の収穫。漁獲高。 3 商売などの売り上げや稼ぎ高。「値上げ以来—が目減りする」 4 生け花で、花材がよく水を吸うようにす...
みらい
日本の海洋研究開発機構が保有する世界最大級の海洋観測船。日本初の原子力船「むつ」を前身とし、原子炉を撤去したのち、平成9年(1997)竣工。耐氷性、航行性に優れ、北極海などの極域や荒天域での観測...
ライ‐ツー【lie to】
船が機関を止め、船首を風上に向けて風波にさからわないで荒天をしのぐ方法。