いき‐が・る【粋がる】
[動ラ五(四)]粋だと思って得意になる。また、虚勢を張る。「薄着で—・る」
いき・る
[動ラ五]《「粋がる」からか》俗に、虚勢を張る。「後輩に—・る」
腕無(うでな)しの振(ふ)り飄石(ずんばい)
《腕力もない者が石投げをしようとする意から》自分の力に過ぎたことをするたとえ。また、虚勢を張るたとえ。「その縛(いまし)めにあひながら某(それがし)をつかまんとは、—」〈浄・出世景清〉
から‐いばり【空威張り】
[名](スル)実力がないのに虚勢を張ること。「弱いやつほど—する」
きょ【虚】
[常用漢字] [音]キョ(漢) コ(呉) [訓]むなしい うそ そら から うつけ うつろ うろ 〈キョ〉 1 からっぽで何もない。むなしい。「虚無/盈虚(えいきょ)・空虚」 2 うわべだけで...
きょ‐い【虚威】
うわべだけの威勢。からいばり。虚勢。「唯徒に政府の威光を張り…実なき—と云うものなり」〈福沢・学問のすゝめ〉
きょ‐かつ【虚喝】
[名](スル)虚勢をはっておどかすこと。からおどし。「怒濤、暴風、疾雷、閃雷は自然の—である」〈独歩・空知川の岸辺〉
ぎ‐せい【擬勢/義勢】
1 意気込み。また、見せかけだけの勢い。強がり。虚勢。「若気とはいえ詰らぬことに—張り」〈露伴・いさなとり〉 2 動物が敵を脅すために、体色を変化させたり、毛を逆立てて体を大きく見せたりすること。
せい【勢】
[音]セイ(漢) ゼイ(慣) セ(呉) [訓]いきおい [学習漢字]5年 〈セイ〉 1 他を押さえ取り仕切る力。いきおい。「勢力/威勢・気勢・虚勢・権勢・語勢・豪勢・筆勢・余勢」 2 その物の...
つっ‐ぱり【突っ張り】
1 つっぱること。 2 倒れたり外から開(あ)いたりしないように物に押し当てて立てる柱や棒。つっかい棒。支柱。 3 相撲で、平手で相手の胸や肩を突くこと。両手で同時に突けばもろ手突き。 4 虚勢...