きら◦う【霧らふ】
[連語]《動詞「き(霧)る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》霧や霞が一面に立ちこめる。「秋の田の穂の上に—◦ふ朝霞いつへの方に我(あ)が恋やまむ」〈万・八八〉
きり【霧】
《動詞「き(霧)る」の連用形から》 1 地表や海面付近で大気中の水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象。古くは四季を通じていったが、平安時代以降、秋のものをさし、春に立つものを霞(...
きり【霧】
河井酔茗の詩集。明治43年(1910)刊。それまでの定型詩から口語自由詩へと型を変えた記念碑的作品。 《原題、(スペイン)Niebla》ウナムーノの小説。1914年刊。「ニボーラ」という新語...
きり‐あめ【霧雨】
「きりさめ」に同じ。
きり‐がくれ【霧隠れ】
霧にかくれること。
きり‐が‐みね【霧ヶ峰】
長野県中部、諏訪(すわ)湖の北東にある高原。車山(くるまやま)の標高1925メートルを最高にゆるやかな起伏の草原が広がる。高層湿原がみられ、冬はスキー場。
きり‐ぐも【霧雲】
霧のようにぼんやりと漂う雲。俗に、層雲のこと。
きり‐さめ【霧雨】
霧のような細かい雨。水滴の直径0.5ミリ未満をいい、低い層雲から降る。糠雨(ぬかあめ)。小糠雨。きりあめ。《季 秋》
きりしま【霧島】
鹿児島県、鹿児島湾北岸にある市。北部の霧島山系から平野部まで温泉が数多い。鹿児島空港がある。平成17年(2005)11月、国分市と周辺6町が合併して成立。人口12.8万(2010)。 「...
きりしま‐おんせん【霧島温泉】
鹿児島県北東部、霧島山の南西面の中腹にある温泉群。林田・丸尾・湯之谷・明礬(みょうばん)などの温泉がある。泉質は炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫黄泉などさまざま。