シュルツ【Bruno Schulz】
[1892〜1942]ポーランドのユダヤ系作家。実験的な手法を用いて、幻想的な独自の世界を描いた。ゲシュタポにより射殺されたが、生前に発表した短編集「肉桂色の店」「クレプシドラ‐サナトリウム」が...
シュレーゲル【Schlegel】
(August Wilhelm von〜)[1767〜1845]ドイツの批評家。の兄。弟らと「アテネーウム」誌を刊行、ロマン主義理論の基礎を築いた。シェークスピアの翻訳でも活躍。著「劇芸術お...
しゅんかん【俊寛】
[1143〜1179]平安末期の真言宗の僧。鹿ヶ谷(ししがたに)の山荘で藤原成親・成経父子や平康頼らと平清盛討伐の密議をしていたのが発覚して流島となり、鬼界ヶ島で没した。 謡曲。四番目物。喜...
しょう‐かいせき【蒋介石】
[1887〜1975]中国の政治家。中華民国総統。浙江(せっこう)省奉化(ほうか)の人。字(あざな)は中正。孫文に師事し、黄埔(こうほ)軍官学校を創設、革命軍を養成して北伐を成功させた。のち、国...
しょうかどう‐しょうじょう【松花堂昭乗】
[1584〜1639]江戸初期の僧・書画家。和泉国堺の人。号、惺々翁・空識。松花堂は晩年の号。男山石清水八幡宮滝本坊の住職。真言密教を修め、阿闍梨(あじゃり)法印となる。書は寛永の三筆の一人で、...
しょうくう【性空】
[910〜1007]平安中期の天台宗の僧。京都の人。36歳で出家し、霧島山や筑前の背振山で修行。播磨(はりま)の書写山に円教寺を開いた。書写上人。
しょうてつ【正徹】
[1381〜1459]室町前期の歌人・禅僧。備中の人。字(あざな)は清巌(せいがん)。号、松月・招月。東福寺の書記を務めたことから徹書記ともいう。歌を冷泉為尹(れいぜいためただ)・今川了俊に学び...
しょうふくてい‐しょかく【笑福亭松鶴】
落語家。 (5世)[1884〜1950]大阪の生まれ。本名、竹内梅之助。上方落語の保存と復興に努めた。漫才人気に対抗して、雑誌「上方はなし」を刊行。 (6世)[1918〜1986]大阪の生ま...
しらす‐まさこ【白洲正子】
[1910〜1998]随筆家。東京の生まれ。次郎の妻。幼少より能を習い、当時は女人禁制とされていた能舞台に女性演者として初めて立った。「能面」「かくれ里」で読売文学賞を二度受賞。能のほか、古美術...
シラノ‐ド‐ベルジュラック【Cyrano de Bergerac】
[1619〜1655]フランスの小説家・劇作家・自由思想家。軍人として勇名を馳せたが負傷して退役、文筆生活に入った。その生涯はロスタン作の戯曲によって伝説化された。小説「月世界旅行記」、喜劇「...