ノルデ【Emil Nolde】
[1867〜1956]ドイツの画家・版画家。強烈な色彩と大胆なデフォルマシオンで、独自の表現主義を推進。宗教的題材を多く描いた。
のろ‐くにのぶ【野呂邦暢】
[1937〜1980]小説家。長崎の生まれ。本姓、納所(のうしょ)。各種の職業を転々としたのち、陸上自衛隊の体験を描いた「草のつるぎ」で芥川賞受賞。他に「鳥たちの河口」「諫早菖蒲(いさはやしょう...
ノーノ【Luigi Nono】
[1924〜1990]イタリアの作曲家。十二音音楽から出発し、さまざまな前衛技法を採用する実験的傾向を強めていった。また「ゲルニカの勝利」「生命と愛の歌—広島の橋の上で」「アウシュビッツの事件」...
ハイドゥ【Khaidu】
[1235ころ〜1301]オゴタイ‐ハン国の君主。オゴタイの孫。1260年にフビライがモンゴル帝国のハン位を継承すると、これを不服として反乱を起こし、30年余りにわたって抗争、帝国の分裂を招いた...
ハイレ‐セラシエ【Haile Selassie】
[1892〜1975]エチオピア皇帝。1930年即位。1936年、イタリアの侵略により英国に亡命。1941年に帰国、復位したが1974年のクーデターで廃位された。
ハウエルズ【William Dean Howells】
[1837〜1920]米国の小説家。米国におけるリアリズム文学の基礎を築いた。作「サイラス=ラパムの向上」など。
はしもと‐くにひこ【橋本国彦】
[1904〜1949]作曲家。東京の生まれ。欧州へ留学し、シェーンベルクらに師事。日本の現代歌曲の道を開いた。作品に「お菓子と娘」など。
はせがわ‐とうはく【長谷川等伯】
[1539〜1610]桃山時代の画家。能登の人。名は又四郎、のち帯刀(たてわき)。初め信春と号して仏画を描いたが、のち京都に出て諸派の画法を学び、名も等伯と改め、日本独自の水墨画様式を確立。また...
はたやま‐ひろし【畑山博】
[1935〜2001]小説家・放送作家。東京の生まれ。放送作家をしながら創作を続け、「いつか汽笛を鳴らして」で芥川賞受賞。社会的弱者や被差別者の感情を描いた作品で注目される。他に「母を拭く夜」「...
ハチソン【Francis Hutcheson】
[1694〜1746]英国の哲学者。人間の心性には善悪の別を判断する自然で普遍的な道徳感覚があると主張し、また善の基準は最大多数の最大幸福にあると説いた。