いまい‐くにこ【今井邦子】
[1890〜1948]歌人。徳島の生まれ。旧姓、山田。本名、くにえ。「アララギ」に加入し、島木赤彦門下の女流歌人として活躍した。歌誌「明日香」を創刊。歌集「片々」「紫草」など。
いまい‐けいしょう【今井慶松】
[1871〜1947]山田流箏曲(そうきょく)家。神奈川の生まれ。4歳で失明し、山勢松韻に師事。芸術院会員。作曲に「御代万歳」「鶴寿千歳」など。
いまい‐じかん【今井似閑】
[1657〜1723]江戸中期の国学者。京都の人。下河辺長流(しもこうべちょうりゅう)、契沖に学び、万葉集を研究。著「万葉緯」「逸風土記」など。
いまいずみ‐いまえもん【今泉今右衛門】
肥前有田の世襲の陶芸家。代々鍋島藩窯の絵付け師を勤めた。12代今右衛門[1897〜1975]が色鍋島を復活させて再興。
いまいずみ‐かいちろう【今泉嘉一郎】
[1867〜1941]冶金(やきん)技術者。群馬の生まれ。別子銅山の硫化鉄鉱処理による煙害防止などに先鞭。八幡製鉄所の創業に従事、製鉄技術を確立。のち、日本鋼管を設立。著「鉄屑集」など。
いまい‐そうきゅう【今井宗久】
[1520〜1593]安土桃山時代の堺の豪商・茶人。大和今井の人。名は兼員。号、昨夢斎。武野紹鴎(たけのじょうおう)に茶を学ぶ。織田信長に近づいて堺対策に協力し、多くの利権を握る。のち、豊臣秀吉...
いまい‐ただし【今井正】
[1912〜1991]映画監督。一貫して社会的テーマを弱者の立場から描いた。作「また逢う日まで」「青い山脈」「ひめゆりの塔」など。
いまい‐としき【今井登志喜】
[1886〜1950]西洋史学者。長野の生まれ。東大教授。都市の発達史に業績をあげた。著「歴史学研究法」「英国社会史」など。