いふくべ‐あきら【伊福部昭】
[1914〜2006]作曲家。北海道の生まれ。独学で作曲を始め、道庁勤務のかたわら制作したオーケストラ「日本狂詩曲」で注目される。以降、アイヌなどの民族音楽を取り入れた独自の作風を展開。昭和21...
イブ【Eve】
旧約聖書で、人類の始祖アダムの妻。蛇にそそのかされ、神の教えに背いて夫とともに禁断の木の実を食べ、エデンの園から追放された。エバの英語名。
いぶせ‐ますじ【井伏鱒二】
[1898〜1993]小説家。広島の生まれ。本名、満寿二。庶民的なペーソスとユーモアの中に鋭い風刺精神を込めた独特な作風を持つ。「ジョン万次郎漂流記」で直木賞受賞。他に「山椒魚」「多甚古村」「黒...
イブン‐アル‐ハイサム【Ibn al-Haitham】
[965ころ〜1039ころ]アラビアの自然科学者。天文学・数学・医学にも通じていたが、特に光学で知られ、著「光学の書」がある。ラテン語名、アルハーゼン。
イブン‐サウード【Ibn Sa‘ūd】
[1880〜1953]サウジアラビアの初代国王。在位1932〜1953。リヤド生まれ。復古主義的イスラム改革派のワッハーブ派と結んで元豪族のサウード家を再興。英国の援助を得て、アラビアの全域を制...
イブン‐シーナー【Ibn Sīnā】
[980〜1037]中央アジア出身のイスラム哲学者・医学者。アリストテレスを研究。「治癒の書」「医学典範」を著し、中世ヨーロッパに大きな影響を及ぼした。ラテン語名、アビセンナ。
ウォー【Evelyn Arthur St. John Waugh】
[1903〜1966]英国の小説家。G=グリーンと並ぶ代表的なカトリック作家で、文明社会を風刺した作品が多い。作「一握(いちあく)の塵(ちり)」「ブライズヘッドふたたび」など。
タンギー【Yves Tanguy】
[1900〜1955]フランス生まれの画家。のち米国に帰化。茫洋(ぼうよう)とした無限空間に有機的形態の奇妙な物質を配した、非現実的な独自の画風で、シュールレアリスムの代表的画家の一人となった。
ボンヌフォワ【Yves Bonnefoy】
[1923〜2016]フランスの詩人。第二次大戦後のフランス現代詩を代表する一人。シュールレアリスムの影響を受けて詩作を始め、重層的な作品を残した。詩集「ドゥーブの動と不動について」、詩論集「あ...
モンタン【Yves Montand】
[1921〜1991]フランスの歌手・映画俳優。イタリア生まれ。シャンソン「枯葉」「モンパリ」などで名声を博す一方、演技派俳優として活躍。出演作「恐怖の報酬」「Z」など。