うの‐てつと【宇野哲人】
[1875〜1974]中国哲学者。熊本の生まれ。東大教授。中国・ドイツに留学。中国哲学・中国哲学史の発展に貢献した。著「支那哲学の研究」「支那哲学史講話」など。
うの‐めいか【宇野明霞】
[1698〜1745] 江戸中期の儒学者。京都の人。字(あざな)は士新。通称は三平。荻生徂徠の学問を学び、京都で初めて徂徠学を講じたが、後に離反。著作に「論語考」「明霞先生遺稿」など。
うばり【優波離】
《(梵)Upāliの音写》釈迦の十大弟子の一人。理髪師の出身。戒律に精通しているところから持律第一といわれた。ウパーリ。
うぶん‐たい【宇文泰】
[505〜556]中国、南北朝時代の西魏の宰相。鮮卑族の出身。初め北魏に仕えたが、その分裂後、文帝を擁立して西魏を建国し、東魏の高観と抗争。府兵制などの官制を定め、子の宇文覚の建てた北周の基礎を...
うま‐の‐ないし【馬内侍】
平安中期の女流歌人。右馬権頭(うまのごんのかみ)源時明の娘。選子内親王・中宮定子に仕えた。「馬内侍歌日記」「馬内侍集」などがある。生没年未詳。
うまやど‐の‐おうじ【厩戸皇子】
聖徳太子のこと。
ウマル【‘Umar】
[?〜644]イスラム教第2代正統カリフ。在位634〜644。シリア・エジプトを征服して版図を拡大。また、イスラム暦の採用や軍事・行政上の諸制度を定め、イスラム帝国の基礎を確立した。ウマル1世。...
ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayyāmī】
[1048〜1131]イラン系の天文学者・数学者・詩人。四行詩集「ルバイヤート」の作者。二次方程式の解法を研究、ペルシア暦改良に従事。オマル=ハイヤーム。
うめ‐けんじろう【梅謙次郎】
[1860〜1910]法学者。島根の生まれ。現行民法・商法の起草にあたった。法政大学を創立。著「民法要義」「商法義解」など。
うめざき‐はるお【梅崎春生】
[1915〜1965]小説家。福岡の生まれ。海軍での体験を通して人間の心理を追究し、戦後文学の代表者の一人となった。「ボロ家の春秋」で直木賞受賞。他に「桜島」「日の果て」「幻化」など。