かねこ‐もとおみ【金子元臣】
[1869〜1944]国文学者・歌人。静岡の生まれ。国学院大学教授。御歌所寄人(よりゅうど)。短歌誌「あけぼの」を主宰。著「古今和歌集評釈」「枕草子評釈」「定本源氏物語新解」など。
かねさだ【兼定】
室町後期の美濃の刀工。和泉守。「定」のウ冠の下を「之」と銘したので之定(のさだ)とよばれた。生没年未詳。
かねざわ‐さねとき【金沢実時】
⇒北条実時
かねしげ【金重】
鎌倉末期の刀工。美濃国関の人。正宗の門人で、正宗十哲の一人。生没年未詳。
かねしろ‐かずき【金城一紀】
[1968〜 ]小説家。埼玉の生まれ。在日韓国人として、新しい感覚と軽快なストーリー運びで人種差別などをテーマにした作品を発表。小説「GO(ゴー)」で直木賞受賞。他に「FLY, DADDY, F...
カネッティ【Elias Canetti】
[1905〜1994]ブルガリア生まれの作家・思想家。1939年英国に亡命。1981年ノーベル文学賞受賞。小説「眩暈(めまい)」、評論「群衆と権力」など。
かねなが【包永】
鎌倉中期の刀工。大和の人。天蓋(てがい)平三郎と称した。手掻(てがい)派の始祖。→手掻物
かねなが‐しんのう【懐良親王】
[1329〜1383]後醍醐(ごだいご)天皇の皇子。名は「かねよし」とも。南朝の征西大将軍として、四国から九州に渡り、菊池氏らを集めて足利方に対抗。のち、今川了俊に攻められ、筑後(ちくご)に退い...
かねはら‐ひとみ【金原ひとみ】
[1983〜 ]小説家。東京の生まれ。父は翻訳家金原瑞人(みずひと)。小学・中学・高校と不登校を続けるが、早くから小説を書き始める。「蛇にピアス」でデビュー、芥川賞受賞。
かねひら【包平】
平安中期の備前の刀工。後鳥羽天皇の蒲穂(がまほ)丸などの作者といわれる。高平・助平とともに世に三平(さんひら)と称された。生没年未詳。