ガレノス【Klaudios Galēnos】
[129ころ〜199ころ]ギリシャの医学者。ペルガモン生まれ。動物の生体解剖によって実験生理学の端緒をなした。多くの医学書を著し、近世初期まで医学の権威とされた。
クライン【Felix Klein】
[1849〜1925]ドイツの数学者。幾何学・代数学および数学の歴史的考察、数学教育などにすぐれた功績がある。著「エルランゲンの目録」など。
クラウジウス【Rudolf Julius Emanuel Clausius】
[1822〜1888]ドイツの物理学者。理論物理学を専攻。熱力学の第二法則を定式化し、はじめてエントロピーの概念を確立した。著「熱力学論」など。→熱力学の法則
クラウス【Karl Kraus】
[1874〜1936]オーストリアのユダヤ系作家・詩人・ジャーナリスト。個人誌「ファッケル(炬火(たいまつ))」で、逆接や風刺を駆使した社会批判的な評論活動を展開。著「第三のワルプルギスの夜」「...
クラウゼビッツ【Karl von Clausewitz】
[1780〜1831]プロイセンの軍人・軍事理論家。著「戦争論」は近代戦に関する理論の古典的名著とされ、エンゲルス・レーニンらにも影響を与えた。
クラカウアー【Siegfried Kracauer】
[1889〜1966]ドイツ生まれの思想家。ナチスの台頭で米国に亡命、大衆文化現象の分析に業績を残す。著「カリガリからヒトラーへ」など。
くらた‐ひゃくぞう【倉田百三】
[1891〜1943]劇作家・評論家。広島の生まれ。西田幾多郎に傾倒し、京都の「一灯園」に入って思索的生活を体験。評論集「愛と認識との出発」、戯曲「出家とその弟子」「俊寛」「布施太子の入山」など。
クラッスス【Marcus Licinius Crassus】
[前112ころ〜前53]古代ローマの政治家。巨富をなしたことで知られる。ポンペイウス・カエサルとともに、第一次三頭政治を行った。パルティア遠征中に戦死。
くらつくり‐の‐とり【鞍作止利/鞍作鳥】
飛鳥時代の仏師。司馬達等(しばたつと)の孫といわれる。飛鳥寺の丈六仏(飛鳥大仏)や法隆寺金堂の釈迦(しゃか)三尊像の作者。日本最初の本格的な仏師で、中国の北魏(ほくぎ)様式の流れをくみながら、い...
モンテベルディ【Claudio Monteverdi】
[1567〜1643]イタリアの作曲家。ルネサンス末期からバロック初期に独自の様式を確立した。作品に、オペラ「オルフェオ」、「マドリガル集」など。