クッツェー【John Maxwell Coetzee】
[1940〜 ]南アフリカ共和国の小説家。大学教授を務めるかたわら小説を執筆し、「マイケル・K」と「恥辱」で2度のブッカー賞を受賞。1987年にエルサレム賞を、2003年にはノーベル文学賞を受賞...
くはら‐みつる【久原躬弦】
[1856〜1919]化学者。岡山の生まれ。京都大学総長。日本における有機化学研究の理論的基礎を築いた。著「立体化学要論」など。
くまおうまる【熊王丸】
南北朝時代の僧。赤松光範(あかまつみつのり)の家臣、宇野六郎の子。父の仇敵である楠木正儀(まさのり)を討とうと、その家臣となったが、かえって恩義を受ける。のち、自ら出家して往生院に赴き、正寛法師...
くまがい‐たいぞう【熊谷岱蔵】
[1880〜1962]医学者。長野の生まれ。東北大学総長。日本における結核の予防と治療に貢献。文化勲章受章。
クラウス【Karl Kraus】
[1874〜1936]オーストリアのユダヤ系作家・詩人・ジャーナリスト。個人誌「ファッケル(炬火(たいまつ))」で、逆接や風刺を駆使した社会批判的な評論活動を展開。著「第三のワルプルギスの夜」「...
クレペリン【Emil Kraepelin】
[1856〜1926]ドイツの精神医学者。精神障害の分類に体系を立て、統合失調症と躁鬱(そううつ)病の二大分類を提唱した。現在の精神医学における精神障害の概念の枠組みを作り上げた業績がある。精神...
くろさわ‐あきら【黒沢明】
[1910〜1998]映画監督。東京の生まれ。ダイナミックな映像表現と一貫したヒューマニズムの追求により、国際的評価を受ける。文化勲章受章。没後、国民栄誉賞受賞。代表作「羅生門(らしょうもん)」...
くろしま‐でんじ【黒島伝治】
[1898〜1943]小説家。香川の生まれ。シベリア出兵の体験に基づく反戦小説や農民小説を発表、プロレタリア作家として認められた。著「二銭銅貨」「豚群」「渦巻ける烏の群」。
くわばら‐じつぞう【桑原隲蔵】
[1871〜1931]東洋史学者。福井の生まれ。京大教授。日本における東洋史学を確立。特に東西交渉史、西域の研究に多くの業績を残した。著「蒲寿庚(ほじゅこう)の事蹟」「東洋文明史論叢」など。
クント【August Adolf Eduard Eberhard Kundt】
[1839〜1894]ドイツの物理学者。気体や固体中における音波の速度の正確な測定法を示すなど、音響学に貢献。