ささき‐ひろつな【佐佐木弘綱】
[1828〜1891]国学者・歌人。伊勢の人。号、竹柏園。足代弘訓(あじろひろのり)の門下。子の信綱とともに「日本歌学全書」を編集。
ささき‐みつぞう【佐々木味津三】
[1896〜1934]小説家。愛知の生まれ。本名、光三。新聞・雑誌記者を経て作家生活に入り、大衆小説を発表。作「右門捕物帳」「旗本退屈男」など。
ささき‐もさく【佐佐木茂索】
[1894〜1966]小説家・編集者。京都の生まれ。芥川竜之介に師事。昭和10年(1935)菊池寛と図って芥川賞・直木賞を創設。のち、文芸春秋新社社長。短編集「春の外套」など。
ささくら‐あきら【笹倉明】
[1948〜 ]小説家。兵庫の生まれ。雑誌記者の経験を生かし、実証的な法廷・裁判小説を発表。「遠い国からの殺人者」で直木賞受賞。他に「海を越えた者たち」「漂流裁判」「女たちの海峡」など。
ささざわ‐さほ【笹沢左保】
[1930〜2002]小説家。神奈川の生まれ。本名、勝(まさる)。処女長編「招かれざる客」で注目され、「人喰い」で日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会賞)受賞。「木枯し紋次郎」シリーズはテ...
さ‐し【左思】
[250ころ〜305ころ]中国、西晋の文人。臨淄(りんし)(山東省)の人。字(あざな)は太沖(たいちゅう)。構想10年で書きあげた「三都賦」の人気が洛陽の紙価を高めた故事で知られる。詩では詠史詩...
さ‐そうとう【左宗棠】
[1812〜1885]中国、清(しん)末の政治家。字(あざな)は季高。湖南省湘陰の人。曽国藩(そうこくはん)の下で太平天国の乱を平定し、のち福州に近代的造船所を設けて洋務運動を推進した。また、新...
さた‐いねこ【佐多稲子】
[1904〜1998]小説家。長崎の生まれ。本名、イネ。「キャラメル工場から」でデビュー。左翼運動に身を投じ、共産党に入党するが、のち除名。他に「女の宿」「樹影」「時に佇(た)つ」「月の宴」など。
さたけ‐あきひろ【佐竹昭広】
[1927〜2008]国文学者。東京の生まれ。京都大学、成城大学の教授を経て国文学研究資料館館長。古代・中世文学、特に万葉集の研究に業績を残した。
シットウェル【Sitwell】
(Edith 〜)[1887〜1964]英国の女流詩人。弟らとともに詩の革新運動を展開。音楽のリズムを詩に生かした高踏的詩風で有名。作「ファサード」「黄金海岸の慣習」など。 (Osbert ...