まつお‐しげよし【松尾臣善】
[1843〜1916]官僚。播磨(はりま)の人。大蔵省で出納局長、主計局長、理財局長などを歴任。日本銀行総裁に就任すると、日露戦争の戦費調達などを目的とした外債公募に尽力。人事制度の改革などにも...
まつまえ‐しげよし【松前重義】
[1901〜1991]教育者・政治家。熊本の生まれ。逓信省で工学者として活躍。昭和18年(1943)航空科学専門学校(東海大学の前身)を創設。戦後は衆議院議員として科学技術政策などに取り組んだ。...
まつむら‐しょうねん【松村松年】
[1872〜1960]昆虫学者。兵庫の生まれ。和名の整理をするなど、日本の近代昆虫学の基礎を築いた。著「日本昆虫学」など。
まつら‐せいざん【松浦静山】
[1760〜1841]江戸後期の大名。肥前平戸藩主。名は清。藩政改革に尽力し、藩校維新館を設立するなど学問を奨励した。随筆「甲子夜話(かっしやわ)」の著作がある。
マリア‐テレジア【Maria Theresia】
[1717〜1780]オーストリアの君主。在位1740〜1780。フランツ1世の妃。マリー=アントワネットの母。父カール6世の死後、ハプスブルク家の全領土を相続。オーストリア継承戦争・七年戦争...
マリク‐シャー【Malik Shāh】
[1054〜1092]セルジューク朝第3代のスルターン。在位1072〜1092。ニザール=アル=ムルクを宰相に登用して政治を安定させ、西アジア全域を支配、セルジューク朝の全盛期を現出した。
マリボー【Pierre Carlet de Chamblain de Marivaux】
[1688〜1763]フランスの劇作家・小説家。巧みな心理分析と洗練された文体を特徴とする恋愛喜劇や小説を書いた。戯曲「愛と偶然との戯れ」、小説「マリアンヌの生涯」など。
マルクス‐アウレリウス‐アントニヌス【Marcus Aurelius Antoninus】
[121〜180]古代ローマの皇帝。在位161〜180。五賢帝の最後の皇帝。辺境諸種族との戦いに奔走する一方、ストア学派の哲学者としても知られ、哲人皇帝と称された。著「自省録」。
マルコム‐エックス【Malcolm X】
[1925〜1965]米国の黒人解放運動指導者。強盗罪で服役し、獄中でブラックムスリムに入信、旧姓のリトル(Little)からエックス(X)へと改名した。釈放後は急進的な黒人分離主義を主張、「ア...
マルサス【Thomas Robert Malthus】
[1766〜1834]英国の経済学者。「人口論」を発表。古典学派に属するが、地代論・恐慌論などの理論や政策ではリカードらと対立した。著「経済学原理」など。