こうちやま‐そうしゅん【河内山宗春】
[1781〜1823]江戸後期の幕府の茶坊主。奥坊主組頭の河内山宗久の子という。遊侠の仲間に入り、松江侯・水戸侯をゆすり、捕らえられて牢死。2世松林伯円の講談「天保六花撰」のほか、河竹黙阿弥の歌...
こうの‐てんせい【河野典生】
[1935〜2012]小説家。高知の生まれ。本名、典生(のりお)。ミステリー・ハードボイルド・SFファンタジー・ジャズ小説など、幅広く活躍。「殺意という名の家畜」で日本推理作家協会賞受賞。他に「...
こう‐もん【黄門】
中納言の唐名。唐の黄門侍郎(こうもんじろう)という官職と職掌が似ているのでいう。 《中納言であったところから》徳川光圀(とくがわみつくに)の通称。水戸黄門。
こう‐やちょう【公冶長】
中国、春秋時代の人。字(あざな)は子長。孔子の門人で女婿。鳥の言葉を解したという。生没年未詳。
こごう【小督】
中納言藤原成範(ふじわらのしげのり)の娘。高倉天皇に愛されたため、建礼門院の父平清盛によって追放された。小督の局(つぼね)。生没年未詳。 謡曲。四番目物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。高倉...
コリオリ【Gaspard Gustave de Coriolis】
[1792〜1843]フランスの物理学者・工学者。力学理論を機械の運動に応用し、仕事という概念を提唱。回転座標系で現れるコリオリの力を発見。著「機械の効果の計算について」など。
ごりゅう‐せんせい【五柳先生】
陶淵明(とうえんめい)の号。彼が自分のことを託して書いた「五柳先生伝」という文章に基づく。家の前に5本の柳があったところからの名という。
さいとう‐さねもり【斎藤実盛】
[?〜1183]平安末期の武将。越前の人。保元の乱・平治の乱には源義朝に従って戦功があったが、義朝の戦死後は平宗盛・維盛に仕えた。のち、北陸で源義仲と戦って戦死。その際、老年を隠すために白髪を黒...
さい‐よう【蔡邕】
[132〜192]中国、後漢の文人・学者。陳留(ちんりゅう)(河南省)の人。字(あざな)は伯喈(はくかい)。琴の名手としても知られた。六経(りっけい)の文字を校定し、自ら碑に刻した。また、飛白(...
さい‐りん【蔡倫】
[?〜107?]中国、後漢の宦官。桂陽(湖南省)の人。字(あざな)は敬仲。樹皮や布くずなどから初めて紙を作り、105年、和帝に献上したという。その紙は蔡侯紙とよばれた。