こばやし‐あせい【小林亜星】
[1932〜2021]作曲家。東京の生まれ。CMソングやアニメ主題歌・歌謡曲などを多数作曲。代表作「北の宿から」など。テレビドラマ「寺内貫太郎一家」の主演をはじめ、俳優としても活躍した。
こばやし‐たきじ【小林多喜二】
[1903〜1933]小説家。秋田の生まれ。プロレタリア作家として、国家権力に抵抗する労働者・農民の姿を描いた。官憲に逮捕され、拷問により虐殺された。作「蟹工船」「党生活者」「不在地主」など。
こまつ‐さきょう【小松左京】
[1931〜2011]小説家。大阪の生まれ。本名、実。業界紙記者などを経て、SF作家としてデビュー。ミリオンセラーとなった「日本沈没」で日本推理作家協会賞受賞。他に「日本アパッチ族」「継ぐのは誰...
こみや‐とよたか【小宮豊隆】
[1884〜1966]独文学者・評論家。福岡の生まれ。夏目漱石門下として、「漱石全集」を編集。著「夏目漱石」「芭蕉の研究」など。
こりあん【狐狸庵】
遠藤周作の雅号。「狐狸庵閑話」などエッセーのシリーズ名としても知られる。狐狸庵山人。
コルサコフ【Sergey Sergeevich Korsakov】
[1854〜1900]ロシアの精神病学者。1887年、慢性アルコール中毒者にみられる精神異常障害、失見当、記銘障害、健忘などを最初に報告。後にコルサコフ症候群として分類された。
コルビエール【Tristan Corbière】
[1845〜1875]フランスの詩人。自費出版の詩集「黄色い恋」を残して無名のまま夭折(ようせつ)。死後、ベルレーヌが「呪われた詩人」の一人として紹介したことから、象徴派詩人として認められた。
こん【鯀】
中国古代の伝説上の人物。夏の禹(う)王の父。尭帝に仕えて大水を治めようとして失敗し、舜帝によって追放されたといわれる。
こんどう‐じゅうぞう【近藤重蔵】
[1771〜1829]江戸後期の幕臣。北方探検家。名は守重。寛政10年(1798)松前蝦夷地御用役として、蝦夷地を探検し、択捉(えとろふ)に「大日本恵土呂府」の木標を建てた。のち、書物奉行。著「...
こんぱる‐ぜんぽう【金春禅鳳】
[1454〜1520ころ]室町後期の能役者・能作者。名は八郎元安。禅鳳は法名。禅竹の孫。金春座大夫として、観世座と対抗。作品に「一角仙人」「嵐山」、理論書に「毛端私珍抄」「反古裏之書」など。