とばり‐ちくふう【登張竹風】
[1873〜1955]ドイツ文学者・評論家。広島の生まれ。本名、信一郎。高山樗牛(ちょぎゅう)とともにニーチェ主義を唱え、のち、「独和大辞典」などを編纂(へんさん)。著「ニイチェと二詩人」など。
トペリウス【Sakari Topelius】
[1818〜1898]フィンランドの詩人・小説家。ロシア治下における祖国愛をスウェーデン語で書き、フィンランド国民文学の先駆者となった。詩集「荒野の花」、小説「軍医物語」、童話「星のひとみ」など。
と‐ほ【杜甫】
[712〜770]中国、盛唐期の詩人。鞏(きょう)県(河南省)の人。字(あざな)は子美(しび)。少陵と号し、杜工部、老杜とも呼ばれる。青年時代から各地を放浪。湖南省の湘江付近で不遇の一生を終えた...
と‐ぼく【杜牧】
[803〜853]中国、晩唐期の詩人。京兆(けいちょう)・万年(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は牧之(ぼくし)。晩唐の技巧的風潮を排し、平明で豪放な詩を作った。杜甫の「老杜」に対し「小杜...
トマス【Dylan Marlais Thomas】
[1914〜1953]英国の詩人・放送作家。性と死、生と自然などの問題を追求。詩集「死と入口」、自伝的短編集「子犬のような芸術家の肖像」など。
トマス【Thomas】
キリスト十二使徒の一人。イエスの復活を見て信仰を告白、伝道のためにインドへ渡ったとされる。トーマ。
トマス‐アクィナス【Thomas Aquinas】
[1225ころ〜1274]イタリアの哲学者・神学者。ドミニコ会修道士。アルベルトゥス=マグヌスに師事。キリスト教とアリストテレス哲学を総合し、スコラ学を完成。中世最大の哲学者。著「神学大全」「護...
トマス‐ア‐ケンピス【Thomas a Kempis】
[1380ころ〜1471]ドイツの神秘思想家。「キリストに倣いて」の著者と推定されている。生涯の大半をアウグスティヌス会修道院で過ごした。
トマス‐マン【Thomas Mann】
⇒マン
トーマ【Charles Louis Ambroise Thomas】
[1811〜1896]フランスの作曲家。オペラ作曲家として活躍。作「ミニョン」「ハムレット」など。トマ。