かわち‐の‐ふみうじ【西文氏】
古代の渡来系氏族。王仁(わに)の子孫と伝えられる。河内国古市郡に住み、主に文筆をもって大和朝廷に仕えた。
かわづ‐すけやす【河津祐泰】
[?〜1176]平安末期の武将。伊豆の人。伊東祐親の子。曽我兄弟の父。工藤祐経(くどうすけつね)の部下に伊豆で殺された。大力で相撲の名手といわれた。かわづのすけやす。
かわなべ‐きょうさい【河鍋暁斎】
[1831〜1889]幕末・明治前期の日本画家。下総(しもうさ)の人。号、洞郁・狂斎など。狩野派と浮世絵を学び、両者を取り入れた鋭い写実と特異な画風に特色を示した。
かわはら‐けいが【川原慶賀】
[1786〜?]江戸後期の洋風画家。長崎の人。通称、登与助。長崎出島の出入り絵師となり、シーボルトの依頼で動植物や風俗の写生画を描く。シーボルト事件に連座、江戸・長崎追放となる。
かわばた‐ぎょくしょう【川端玉章】
[1842〜1913]日本画家。京都の生まれ。名は滝之助。円山派の中島来章(なかじまらいしょう)に師事。のち、洋画法を高橋由一(たかはしゆいち)に学ぶ。精緻(せいち)な山水・花鳥画を得意とした。...
かわばた‐どうき【川端道喜】
[?〜1592]戦国・安土桃山時代の京都の商人。本名は中村五郎左衛門。餅・粽(ちまき)を製造販売、京餅座の権利を取得して供御(くご)の餅を御所に献上した。
かわばた‐ぼうしゃ【川端茅舎】
[1897〜1941]俳人。東京の生まれ。本名、信一。竜子(りゅうし)の異母弟。高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。句集に「華厳(けごん)」「白痴」など。
かわばた‐やすなり【川端康成】
[1899〜1972]小説家。大阪の生まれ。「新思潮」に発表した「招魂祭一景」で認められ、横光利一らとともに「文芸時代」を創刊。新感覚派として出発。日本ペンクラブ会長。文化勲章受章。昭和43年(...
かわばた‐りゅうし【川端竜子】
[1885〜1966]日本画家。和歌山の生まれ。本名、昇太郎。初め洋画を学び、渡米後に日本画に転向。壮大豪放な表現を理想とし、会場芸術としての日本画を唱えて院展を脱退、青竜社を結成。終生、在野の...
かわひがし‐へきごとう【河東碧梧桐】
[1873〜1937]俳人・書家。愛媛の生まれ。名は秉五郎(へいごろう)。正岡子規に師事。新傾向俳句を唱えた。荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)らと「層雲」を創刊。のち、自由律に進んだ。著「三千...