ひょう‐どう【馮道】
[882〜954]中国、五代の政治家。景城(河北省)の人。字(あざな)は可道。五代の乱れた世に5朝11人の君主に仕え、20年にわたって宰相を務め、民政に尽くした。ふうどう。
ヒルベルト【David Hilbert】
[1862〜1943]ドイツの数学者。代数的整数論・幾何学基礎論・積分方程式論など広い分野で貢献。1900年パリの国際数学者会議で23の未解決の問題を提起し、20世紀の数学発展に示唆を与えた。
ピランデッロ【Luigi Pirandello】
[1867〜1936]イタリアの劇作家・小説家。人間存在の二重性、狂気など、精神の危機を主題とした作品が多い。1934年ノーベル文学賞受賞。小説「故マッティア=パスカル氏」、戯曲「ヘンリー四世」...
ピレンヌ【Henri Pirenne】
[1862〜1935]ベルギーの歴史家。民族の大移動をもって古代と中世とを分ける伝統的時代区分に対し、イスラムが地中海を制覇した8世紀中葉以降に真の中世が始まるとする、いわゆる「ピレンヌ‐テーゼ...
フェヌロン【François de Salignac de La Mothe Fénelon】
[1651〜1715]フランスの思想家・聖職者・小説家。ルイ14世の孫の教育係となり、教材として教訓物語「テレマックの冒険」を書いたが、政治批判的な内容が王の忌諱(きき)に触れて失脚した。
フェルナンド【Fernando】
(5世)[1452〜1516]スペイン国王。在位1479〜1516。アラゴン王国の出身。カスティーリャ女王イサベルと結婚して両王国を統合。スペイン王国を成立させて夫妻で共同統治。グラナダ王国を征...
ふじおか‐さくたろう【藤岡作太郎】
[1870〜1910]国文学者。石川の生まれ。東大助教授。号、東圃。文学史研究に力を注ぐ。著「国文学全史平安朝篇」「国文学史講話」「近世絵画史」など。
ふじむら‐つくる【藤村作】
[1875〜1953]国文学者。福岡の生まれ。東大教授。近世文学、特に西鶴の研究に専心。また、雑誌「国語と国文学」を創刊し、「日本文学大辞典」を編集。著「評釈西鶴全集」など。
フジモリ【Alberto Fujimori】
[1938〜2024]ペルーの政治家。日系2世。大学教授などを経て1990年大統領に就任。2度再選されるが2000年に側近のスキャンダルがもとで辞任し、二重国籍を持つ日本へ亡命した。2005年に...
ふじやま‐かんび【藤山寛美】
[1929〜1990]喜劇俳優。大阪の生まれ。本名、稲垣完治。松竹新喜劇に参加、阿呆役で一世を風靡(ふうび)した。