なかざと‐かいざん【中里介山】
[1885〜1944]小説家。東京の生まれ。本名、弥之助。キリスト教・仏教・社会主義を遍歴。大長編「大菩薩峠(だいぼさつとうげ)」は大衆文学の代表作。
なかざと‐つねこ【中里恒子】
[1909〜1987]小説家。神奈川の生まれ。「乗合馬車」で女性で初の芥川賞受賞。生を見据える作風が晩年に開花した。小説「歌枕」「誰袖草(たがそでそう)」など。
なかだ‐かおる【中田薫】
[1877〜1967]法制史学者。鹿児島の生まれ。東大教授。比較法制史を研究して、日本法制史学を確立。文化勲章受章。著「法制史論集」など。
なかだ‐よしなお【中田喜直】
[1923〜2000]作曲家。東京の生まれ。東京音楽学校卒。叙情豊かな童謡や歌曲を数多く手がけた。代表作に「めだかのがっこう」「ちいさい秋みつけた」「夏の思い出」「雪の降るまちを」など。
なかとみ‐の‐かまこ【中臣鎌子】
藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の初名。
なかとみ‐の‐かまたり【中臣鎌足】
⇒藤原鎌足(ふじわらのかまたり)
なかにし‐ごどう【中西悟堂】
[1895〜1984]野鳥研究家・天台宗の僧。石川の生まれ。本名、富嗣(とみつぐ)。昭和9年(1934)日本野鳥の会を結成。探鳥会を行い、自然保護運動に尽力した。著「定本野鳥記」など。
なかにし‐ばいか【中西梅花】
[1866〜1898]詩人・小説家。江戸の生まれ。本名、幹男。読売新聞に入社して小説を発表。のち、詩に専念。著「新体梅花詩集」など。
なかにし‐れい【なかにし礼】
[1938〜2020]作詞家・小説家。満州の生まれ。本名、中西礼三。シャンソンの訳詩を手がけた後、歌謡曲の作詞家となり、洗練された大人の感覚で多くのヒット曲を生む。その後小説も執筆し、自伝的な作...
なかや‐うきちろう【中谷宇吉郎】
[1900〜1962]物理学者・随筆家。石川の生まれ。北大教授。寺田寅彦に師事。雪の結晶を研究し、人工雪の製作に成功。雪氷学を開拓。著「雪の研究」「冬の華」など。