さたけ‐よしまさ【佐竹義和】
[1775〜1815]江戸後期の秋田藩主。号、泰峨。曙山の長男。天明の飢饉のあと、農業振興と殖産興業を目指す藩政改革を断行。藩校明道館(のち明徳館)を創設したことでも知られる。
サハロフ【Andrey Dmitrievich Sakharov】
[1921〜1989]ソ連の物理学者。水爆を開発。スターリン主義的な政治体制に反対し、人権擁護運動を展開、1980年国内流刑になったが、1986年に名誉回復。1975年、ノーベル平和賞受賞。
サムソン【Samson】
旧約聖書中の人物。イスラエルの士師で、怪力の持ち主。ペリシテ人と再三戦ってこれを破ったが、愛人デリラの策謀でその大力の根源である長髪を失い、敵に捕らえられて両眼をも失った。しかし、最後の怪力で神...
サラディン【Saladin】
[1138〜1193]エジプトのアイユーブ朝の創始者。クルド族出身。在位1169〜1193。十字軍との戦いでエルサレムを奪回。英明寛容な君主としてヨーロッパでもたたえられた。サラーフ=アッディー...
さるわか【猿若】
1 初期歌舞伎で、こっけいな物まねや口上の雄弁術などを演じた役柄。道化方(どうけがた)の前身。 2 1を主人公とした歌舞伎狂言または所作事。諸種の演目があったが、中村座の寿狂言として伝わる「...
サンゴール【Léopold Sédar Senghor】
[1906〜2001]セネガルの政治家・詩人。旧フランス領西アフリカの独立運動を進め、セネガル独立後は初代大統領に就任。在任1960〜1980。ネグリチュード運動をすすめ、世界黒人芸術祭を主催す...
サン‐ジョン‐ペルス【Saint-John Perse】
[1887〜1975]フランスの詩人・外交官。作風は象徴主義的。1960年ノーベル文学賞受賞。作「追放」など。
シニャフスキー【Andrey Donatovich Sinyavskiy】
[1925〜1997]ソ連・ロシアソ連の小説家・批評家。アブラム=テルツの筆名によりフランスで評論「社会主義リアリズムとは何か」などの作品を発表、反ソビエト運動を扇動したとして懲役刑を受けた。1...
シベリウス【Jean Julius Christian Sibelius】
[1865〜1957]フィンランドの作曲家。祖国の歴史・自然を基調に、民族主義的な独自の世界を確立した。交響詩「フィンランディア」「タピオラ」など。
ジュコーフスキー【Vasiliy Andreevich Zhukovskiy】
[1783〜1852]ロシアの詩人。ロシア‐ロマン主義の代表者の一人で、西欧の詩の翻訳紹介などで有名。作「リュドミーラ」など。