あきやま‐さねゆき【秋山真之】
[1868〜1918]海軍中将。愛媛の生まれ。好古(よしふる)の弟。日露戦争で東郷平八郎連合艦隊司令長官の参謀。「天気晴朗なれども波高し」などの戦報の名文で知られる。
うちむら‐ゆうし【内村祐之】
[1897〜1980]精神医学者。東京の生まれ。鑑三の長男。昭和11年(1936)東京帝大教授となり、松沢病院長を兼任。のち国立精神衛生研究所長。また、学生時代は投手として活躍しており、同37年...
おう‐ぎし【王羲之】
[307〜365]中国、東晋の書家。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は逸少(いつしょう)。その書は古今第一とされ、行書「蘭亭序」、草書「十七帖」などが有名。書聖と称される。子...
かん‐たいし【韓退之】
⇒韓愈(かんゆ)
き‐の‐つらゆき【紀貫之】
[870ころ〜945ころ]平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。大内記・土佐守(とさのかみ)などを歴任。紀友則(きのとものり)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)と古今...
こう‐けんし【寇謙之】
[365〜448]中国、南北朝時代の北魏の道士。上谷(河北省)の人。字(あざな)は輔真(ほしん)。太武帝の支持を得て仏教を排斥し、道教を国教化した。
たかの‐たつゆき【高野辰之】
[1876〜1947]国文学者。長野の生まれ。東京音楽学校・大正大学教授。上田万年に師事。歌謡・演劇史を研究。著「日本歌謡史」「日本歌謡集成」「日本演劇史」など。
たかばたけ‐もとゆき【高畠素之】
[1886〜1928]社会思想家。群馬の生まれ。堺利彦の売文社に入り、社会主義雑誌「新社会」の編集に参加。日本で初めて「資本論」を完訳。
はぎの‐よしゆき【萩野由之】
[1860〜1924]国史・国文学者。佐渡の生まれ。東大教授。和歌文学の近代化を目ざし、和歌改良論を唱えた。著「日本史講話」「日本制度通」「国学和歌改良論」(共著)など。
はんだ‐よしゆき【半田義之】
[1911〜1970]小説家。神奈川の生まれ。国鉄に勤めたのち、日本映画の記者となる。戦後は、日本民主主義文学同盟(のちの日本民主主義文学会)の創立に参加。「鶏騒動」で芥川賞受賞。他に「風葬」「...