クニッピング【Erwin Knipping】
[1844〜1922]ドイツの気象学者。明治4年(1871)来日。日本政府のお雇い外国人として、測候所の設立、天気予報の開始などを進言。日本の気象事業の発展に尽力した。
くになかのむらじ‐きみまろ【国中連公麻呂】
[?〜774]奈良時代の仏師。百済(くだら)からの渡来人の子孫。東大寺大仏鋳造の事業を指揮し、造東大寺司次官となった。
くぼた‐べいせん【久保田米僊】
[1852〜1906]日本画家。京都の生まれ。本名、満寛。鈴木百年(すずきひゃくねん)に師事。「国民新聞」の挿絵を担当し、報道画に新分野を切り開いた。
くまい‐けい【熊井啓】
[1930〜2007]映画監督。長野の生まれ。「帝銀事件 死刑囚」で監督デビュー。現代社会・政治問題を扱った実証的な作品で、社会派監督として注目される。代表作は、ダム建設の現実をえぐった「黒部の...
くまがい‐なおよし【熊谷直好】
[1782〜1862]江戸後期の歌人。岩国藩士。脱藩して大坂へ行き、香川景樹(かがわかげき)に師事。家集「浦の汐貝」、著「梁塵後抄」など。
くりやま‐せんぽう【栗山潜鋒】
[1671〜1706]江戸中期の儒学者。山城の人。名は愿。山崎闇斎の門下。徳川光圀に招かれ、「大日本史」の編纂に従事。著「保建大記」「倭史後編」など。
くろだ‐よしたか【黒田孝高】
[1546〜1604]安土桃山時代の武将。播磨(はりま)の人。初姓、小寺。通称官兵衛。法号、如水。織田信長に仕え、信長死後、羽柴秀吉の統一事業の参謀として活躍。秀吉の死後、関ヶ原の戦いでは徳川方...
グリーン【Graham Greene】
[1904〜1991]英国の小説家。カトリックの立場から、現代人の不安と虚無とを描く。作「権力と栄光」「情事の終わり」など。
グロテウォール【Otto Grotewohl】
[1894〜1964]ドイツの政治家。社会民主党員としてナチス時代は地下運動に従事。第二次大戦後、同党左派を率いて共産党と合同、社会主義統一党を結成してドイツ民主共和国(東ドイツ)成立とともに首...
グンドルフ【Friedrich Gundolf】
[1880〜1931]ドイツの文芸史家。本名グンデルフィンガー(Gundelfinger)。ゲオルゲに師事し、哲学的文芸学を築いた。著「シェークスピアとドイツ精神」「ゲーテ」など。