むらた‐さやか【村田沙耶香】
[1979〜 ]小説家。千葉の生まれ。平成15年(2003)「授乳」が群像新人文学賞優秀作となり作家デビュー。平成25年(2013)「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞受賞。平成28...
メシア【Messiah】
《ヘブライ語で、聖油を注がれた者の意。「メシヤ」とも》旧約聖書では、超人間的な英知と能力をもってイスラエルを治める王をいい、新約聖書では、イエス=キリストをさす。救世主。メサイア。
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
[1908〜1961]フランスの哲学者。後期フッサールの現象学に強い影響を受け、人間的主体としての身体をありのままに記述する独自の現象学を展開した。著「行動の構造」「知覚の現象学」「シーニュ」など。
モリエール【Molière】
[1622〜1673]フランスの劇作家・俳優。本名、ジャン=バティスト=ポクラン(Jean-Baptiste Poquelin)。フランス古典喜劇の確立者。鋭い人間観察による風俗描写と心理展開に...
モリナ【Luis de Molina】
[1535〜1600]スペインのスコラ学者・イエズス会士。神の恩恵と人間の自由意志との関係を論じ、今日にまで影響を与えている。
もりむら‐せいいち【森村誠一】
[1933〜2023]推理作家。埼玉の生まれ。ホテル勤務ののち、ホテルを舞台とした「高層の死角」で江戸川乱歩賞を受賞。「腐蝕(ふしょく)の構造」「人間の証明」のほか、七三一部隊をあつかったノンフ...
モンテーニュ【Michel Eyquem de Montaigne】
[1533〜1592]フランスの思想家。豊富な知識と深い人間性省察に基づく主著「随想録」は、モラリスト文学の先駆として後世に大きな影響を与えた。
モーパッサン【Guy de Maupassant】
[1850〜1893]フランスの小説家。自然主義の代表的作家の一人。鋭い人間観察と強い厭世思想のもとに、簡潔な文体で人生の一断面を描いた。晩年、発狂。作「脂肪の塊」「女の一生」「ベラミ」など。
モーム【William Somerset Maugham】
[1874〜1965]英国の小説家・劇作家。平明な文体と巧妙な筋運びで、懐疑的な人生観のこめられた小説を書いた。また、風俗喜劇でも知られる。小説「人間の絆」「月と六ペンス」「雨」、戯曲「ひとめぐ...
モーリアック【François Mauriac】
[1885〜1970]フランスの小説家。カトリックの立場から、心理小説の手法で人間性の内に潜む罪の問題を描いた。1952年ノーベル文学賞受賞。作「愛の砂漠」「テレーズ=デスケルー」「蝮(まむし)...