し‐たいあん【施耐庵】
中国、元末・明初の小説家。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。一説に、興化(江蘇省)の人。羅貫中(らかんちゅう)の師で、「水滸伝」の作者と伝えられるが、経歴は不明。生没年未詳。
しば‐しょうじょ【司馬相如】
[前179〜前117]中国、前漢の文人。成都(四川省)の人。字(あざな)は長卿。梁の孝王の客となって作った「子虚賦」が武帝の賞賛を受け、召されて宮廷詩人となった。漢代を代表する賦の第一人者で、ほ...
しば‐そのめ【斯波園女】
[1664〜1726]江戸中期の女流俳人。伊勢の人。医師の夫、斯波一有とともに芭蕉の門下。夫の没後、江戸に出て榎本其角(えのもときかく)らと交際。著「菊の塵」「鶴の杖」など。
しばの‐りつざん【柴野栗山】
[1736〜1807]江戸中期の儒学者。讃岐(さぬき)の人。名は邦彦。後藤芝山(ごとうしざん)に学び、江戸に出て昌平坂学問所の教官となった。のち、老中松平定信に寛政異学の禁を建議した。寛政の三助...
しまい‐そうしつ【島井宗室】
[1539〜1615]安土桃山時代の豪商・茶人。筑前の人。名は茂勝。号、虚白軒。酒屋・金融業を営み、富を築いた。茶を千利休に学び、豊臣秀吉に仕えて博多復興に尽力。
しゃ‐ちょう【謝朓】
[464〜499]中国、南朝の斉の詩人。陽夏(河南省)の人。字(あざな)は玄暉(げんき)。宣城の太守であったので謝宣城とよばれ、同族の詩人である謝霊運に対して小謝ともよばれた。
しゅうしき‐じょ【秋色女】
[1669〜1725]江戸中期の女流俳人。江戸の人。名はあき。別号、菊后亭。夫の寒玉とともに榎本其角(えのもときかく)に学んだ。
しゆう【子有】
[前522〜前489]中国、春秋時代の学者。孔門の十哲の一人。魯(ろ)(山東省)の人。姓は冉(ぜん)、名は求。学をもって季康子に仕えた。冉有。
じゅういちや‐ぎさぶろう【十一谷義三郎】
[1897〜1937]小説家。兵庫の生まれ。「文芸時代」同人。新感覚派の一人。作「唐人お吉」「神風連」など。
すがわら‐の‐きよきみ【菅原清公】
[770〜842]平安初期の学者・漢詩人。名は「きよただ」とも。空海・最澄らとともに入唐し、帰国後、朝儀の唐風化に尽力。文章博士(もんじょうはかせ)、従三位に至った。「凌雲集」「文華秀麗集」の編...