いで‐まごろく【井出孫六】
[1931〜2020]小説家・ルポライター。長野の生まれ。実証的な手法で社会問題に鋭く切り込む。「アトラス伝説」で直木賞受賞。他に「秩父困民党群像」「終わりなき旅」「島へ」など。
いわや‐いちろく【巌谷一六】
[1834〜1905]書家。近江(おうみ)の人。本名、修。字(あざな)は誠卿。小波(さざなみ)の父。政治家として活躍する一方、能書家として知られ、独自の書風を示した。
かわかみ‐そうろく【川上操六】
[1848〜1899]軍人。陸軍大将。鹿児島の生まれ。欧州視察後、陸軍の兵制をフランス式からドイツ式に転換させた。日清戦争の時、大本営参謀として作戦を指導した。
かんろく【勘六】
[1746〜1805]江戸末期の書家。勘亭流の祖。岡崎屋と称し、号は勘亭。江戸中村座の手代で、劇場の看板・番付をその独特な書風に改めた。
しし‐ぶんろく【獅子文六】
[1893〜1969]小説家・劇作家・演出家。神奈川の生まれ。本名、岩田豊雄。岸田国士(きしだくにお)らと劇団文学座を創立。一方で、ユーモア小説で流行作家となった。文化勲章受章。小説「海軍」「自...
せき‐の‐まごろく【関孫六】
室町後期、美濃の刀工。名は兼元。初代兼元に次ぐ2代目で、孫六は俗称。関に住んだ3代目と混同され、江戸時代に関の孫六と称されるようになったといわれる。刃文の三本杉が特色。生没年未詳。
はちすか‐ころく【蜂須賀小六】
蜂須賀正勝の幼名。
まごろく【孫六】
⇒関孫六
まつだ‐ごんろく【松田権六】
[1896〜1986]漆芸家。石川の生まれ。蒔絵(まきえ)にすぐれた。また、日光東照宮や中尊寺金色堂などの修復に従事。文化勲章受章。
やまもと‐いそろく【山本五十六】
[1884〜1943]軍人。海軍大将・元帥。新潟の生まれ。海軍要職を歴任。昭和14年(1939)連合艦隊司令長官となり、太平洋戦争で真珠湾攻撃・ミッドウェー海戦などを指揮し、ソロモン諸島上空で...