はん‐しょ【范雎】
中国、戦国時代の秦の宰相。初め魏に仕えたが、異心があると疑われて秦に逃れ、昭襄王に仕えて、遠交近攻の策を献じた。生没年未詳。
バルボア【Vasco Núñez Balboa】
[1475ころ〜1517]スペインの探検家。パナマ地峡を横断し、1513年にヨーロッパ人として初めて太平洋を発見、南の海と命名。のちパナマ総督と不和になり処刑された。
パウルス‐ろくせい【パウルス六世】
《Paulus Ⅵ》[1897〜1978]第262代ローマ教皇。在位1963〜1978。教皇として初めて、国連総会に出席。世界平和維持を呼びかけるなど平和運動に活躍。
パピーニ【Giovanni Papini】
[1881〜1956]イタリアの小説家・批評家。未来派運動に参加。初め無神論者であったが、のちカトリックに回心した。小説「行きづまった男」、評伝「キリスト伝」など。
パーキンソン【James Parkinson】
[1755〜1824]英国の医師。1817年、パーキンソン病を初めて報告した。アマチュアの古生物学者でもあった。
パース【Charles Sanders Peirce】
[1839〜1914]米国の哲学者・論理学者。ダーウィンの進化論の影響を受けたプラグマティズムの先駆者。記号論理学などで新生面を開いた。1930年代の初めに刊行された論文集により、正当に評価され...
ひぐち‐たかやす【樋口隆康】
[1919〜2015]考古学者。福岡の生まれ。京大教授。シルクロードの学術調査や青銅器の研究で知られる。昭和32年(1957)、日本人として戦後初めて敦煌石窟に入った。また、三角縁神獣鏡が大量出...
フェルミ【Enrico Fermi】
[1901〜1954]イタリアの物理学者。米国に亡命、帰化。原子核のβ(ベータ)崩壊の理論を立てて素粒子論の端緒を開き、中性子照射によってフェルミウムなど多くの放射性同位元素をつくった。初めて原...
ふじしま‐たけじ【藤島武二】
[1867〜1943]洋画家。鹿児島の生まれ。初め日本画、のち洋画を学び、東洋的人物画の完成に努め、晩年は日本的風景画の作品を描いた。白馬会創立会員。文化勲章受章。
ふじわら‐せいか【藤原惺窩】
[1561〜1619]安土桃山・江戸初期の儒学者。播磨(はりま)の人。冷泉(れいぜい)家の出身。名は粛。字(あざな)は斂夫。初め相国寺に入ったが、のち還俗(げんぞく)。朱子学を究め、門人から林羅...