コルネイユ【Pierre Corneille】
[1606〜1684]フランスの劇作家。ラシーヌと並ぶフランス古典劇の確立者。情念と義務の葛藤(かっとう)を意志で克服する英雄的人間像を描く悲劇を創出。悲劇「ル‐シッド」「オラース」「シンナ」「...
コングリーブ【William Congreve】
[1670〜1729]英国の劇作家。王政復古期の上流社会を軽妙に描いた風俗喜劇の代表者。作「世の習い」など。
ゴルドーニ【Carlo Goldoni】
[1707〜1793]イタリアの劇作家。写実的・近代的な性格喜劇を確立、イタリア近代喜劇の祖といわれる。作「二人の主人を一度に持つと」「宿屋の女主人」「田舎者」など。
さいとう‐とらじろう【斎藤寅次郎】
[1905〜1982]映画監督。秋田の生まれ。本名、寅二郎。榎本健一、古川緑波(ろっぱ)などを起用した喜劇映画を量産、「喜劇の神様」とも呼ばれた。代表作「子宝騒動」「ハワイ珍道中」「珍説忠臣蔵」など。
サイモン【Neil Simon】
[1927〜2018]米国の劇作家・脚本家。都会を舞台にした喜劇を得意とし、米国の演劇界を代表する劇作家として活躍。「おかしな二人」でトニー賞を受賞すると、同作の映画化に際して脚本を手がけるなど...
シェリダン【Richard Brinsley Sheridan】
[1751〜1816]英国の劇作家。機知と風刺に富んだ喜劇で知られる。作「恋敵」「悪口学校」「批評家」など。
しぶや‐てんがい【渋谷天外】
[1906〜1983]喜劇俳優・劇作家。2世。京都の生まれ。本名、渋谷(しぶたに)一雄。父は初世渋谷天外。筆名、館直志(たてなおし)。松竹新喜劇の発展に貢献した。
しぶや‐みのる【渋谷実】
[1907〜1980]映画監督。東京の生まれ。「奥様に知らすべからず」で監督デビュー。風俗喜劇で手腕をふるい、人気を集めた。代表作「母と子」「自由学校」「てんやわんや」「現代人」など。
シラノ‐ド‐ベルジュラック【Cyrano de Bergerac】
[1619〜1655]フランスの小説家・劇作家・自由思想家。軍人として勇名を馳せたが負傷して退役、文筆生活に入った。その生涯はロスタン作の戯曲によって伝説化された。小説「月世界旅行記」、喜劇「...
そがのや‐ごろう【曽我廼家五郎】
[1877〜1948]喜劇俳優・作者。大阪の生まれ。本名、和田久一。明治37年(1904)曽我廼家十郎とともに劇団曽我廼家を結成、大阪の個性を強く身につけた俳優兼作家として活躍。のちに十郎と分か...