こう‐し【孔子】
[前552〜前479]中国、春秋時代の学者・思想家。魯(ろ)の陬邑(すうゆう)(山東省曲阜(きょくふ))に生まれる。名は丘(きゅう)。字(あざな)は仲尼(ちゅうじ)。諡(おくりな)は文宣王。早く...
こうそん‐りゅう【公孫竜】
中国、戦国時代の趙(ちょう)の思想家。字(あざな)は子秉(しへい)。白馬非馬論・堅白同異論などの詭弁(きべん)的議論で知られ、批判も受けたが、概念の差異を分析し、意味論的論理学を発達させた功績は...
こ‐けつごう【顧頡剛】
[1893〜1981]中国の歴史学者。蘇州(江蘇省)の人。論文集「古史弁」を編集して、中国古代史学に大きな影響を与えた。その自序が自叙伝として有名。クー=チエカン。
コッハー【Emil Theodor Kocher】
[1841〜1917]スイスの外科医。新しい外科手術法・手術器具を多数考案し、特に甲状腺手術に大きな貢献をした。1909年、ノーベル生理学医学賞受賞。コッヘル。
コルモゴロフ【Andrey Nikolaevich Kolmogorov】
[1903〜1987]ソ連の数学者。モスクワ大教授。確率論の基礎の確立に大きく貢献したほか、位相数学・制御理論・数理統計などにも業績を残した。著「確率論の基礎概念」など。
コレルリ【Arcangelo Corelli】
[1653〜1713]イタリアの作曲家・バイオリン奏者。トリオソナタ、合奏協奏曲の形式を確立。ビバルディやバッハ・ヘンデルにも大きな影響を与えた。コレッリ。
ゴンゴラ【Luis de Góngora y Argote】
[1561〜1627]スペインの詩人。初期は平明な詩をつくったが、のちに難解な作風に転じた。独特な表現法は「ゴンゴリスモ」と呼ばれ、後世のスペイン文学に大きな影響を及ぼした。作「ポリフェモとガラ...
ゴーリキー【Maksim Gor'kiy】
[1868〜1936]ソ連の小説家・劇作家。本名、アレクセイ=マクシーモビチ=ペーシコフ(Aleksey Maksimovich Peshkov)。極貧生活のうちに革命運動に加わり、社会主義リア...
さかいだ‐かきえもん【酒井田柿右衛門】
[1596〜1666]江戸初期の陶工。肥前国有田の人。中国の上絵付けの技法を学び、日本で初めて赤絵の焼成に成功、国内外に大きな影響を与えた。子孫代々柿右衛門を名乗り、その作品をも柿右衛門という。
シェンキェビチ【Henryk Sienkiewicz】
[1846〜1916]ポーランドの小説家。その歴史小説は民族独立運動に大きな影響を与えた。1905年、ノーベル文学賞受賞。作「クオ‐バディス」、三部作「火と剣」「大洪水」「パン‐ウォロディヨフス...