たいきょう‐しょうきょう【大喬小喬】
中国三国時代、呉の喬公の二人の娘。姉の大喬は孫策の、妹の小喬は周瑜(しゅうゆ)の妻となった。ともに美貌(びぼう)で兵書を好んだといわれ、画題にされる。二喬。
たいら‐の‐きよもり【平清盛】
[1118〜1181]平安末期の武将。忠盛の長子。通称、平相国・入道相国。法号、浄海。保元の乱・平治の乱で躍進し、源氏の勢力を抑えて従一位太政大臣となった。対宋貿易を振興し、六波羅政権を樹立。...
たかくら‐てんのう【高倉天皇】
[1161〜1181]第80代の天皇。在位1168〜1180。後白河天皇の第7皇子。名は憲仁(のりひと)。後白河法皇の院政下に即位し、平清盛の娘徳子(建礼門院)を皇后としたが、法皇と清盛の不和を...
たきやしゃ‐ひめ【滝夜叉姫】
平将門(たいらのまさかど)の娘と伝えられる女性。妖術を使って活躍する話が「善知鳥安方(うとうやすかた)忠義伝」や歌舞伎に脚色されている。
たんご‐の‐つぼね【丹後局】
[?〜1216]鎌倉初期、後白河法皇の寵姫(ちょうき)。本名、高階栄子(たかしなえいし)。法皇の没後、その娘宣陽門院に譲られた所領(長講堂領)を背景に院政の陰の実力者として力をふるった。
だいに‐の‐さんみ【大弐三位】
平安中期の女流歌人。藤原宣孝の娘で、母は紫式部。名は賢子。大宰大弐(だざいのだいに)高階成章(たかしなのなりあきら)の妻。家集に「大弐三位集」がある。生没年未詳。
チアーノ【Galeazzo Ciano】
[1903〜1944]イタリアの政治家。ムッソリーニの娘婿。外相として日独伊三国同盟を締結。ムッソリーニ追放の陰謀に加担して処刑された。チャーノ。
つきやま‐どの【築山殿】
[1542〜1579]徳川家康の正室。今川氏の一族関口義広の娘。今川氏の人質であった家康に嫁して二子をもうけたが、のち、武田勝頼に内通したとして織田信長にとがめられ、家康の命により殺された。駿河御前。
とうふく‐もんいん【東福門院】
[1607〜1678]後水尾天皇の中宮。徳川秀忠の娘。名は和子。徳川幕府の朝廷対策により、14歳で入内。明正天皇の母。
なかつかさのないし【中務内侍】
鎌倉後期の女流歌人。中務大輔(たいふ)藤原永経の娘。伏見天皇に仕え、和歌に長じた。「中務内侍日記」の作者。生没年未詳。