アイスキュロス【Aischylos】
[前525ころ〜前456ころ]古代ギリシャの三大悲劇詩人の一人。現存する作品に「ペルシア人」「縛られたプロメテウス」、三部作「オレステイア」などがある。→ギリシャ悲劇
しいな‐りんぞう【椎名麟三】
[1911〜1973]小説家。兵庫の生まれ。本名、大坪昇。小説「深夜の酒宴」により、戦後派作家として認められた。実存主義的作風を示し、のちキリスト教に入信。他に「永遠なる序章」「自由の彼方で」「...
しゅくしんのう‐ぜんき【粛親王善耆】
[1866〜1922]中国、清の政治家。清朝皇族。清末政界の高官を歴任。辛亥(しんがい)革命に際しては恭親王とともに清朝存続に尽力した。満蒙独立運動に活躍した川島浪速の養女芳子の父。スーチンワン...
シュライエルマッハー【Friedrich Ernst Daniel Schleiermacher】
[1768〜1834]ドイツの神学者・哲学者。19世紀におけるプロテスタント神学の第一人者とされる。宗教を哲学と道徳から区別して宇宙の直観と感情の領域とみなし、その本質は無限者に対する絶対依存の...
ジャコメッティ【Alberto Giacometti】
[1901〜1966]スイスの彫刻家・画家。シュールレアリスム運動に参加。針金のように細長く単純な人体構成により、人間の実存的な不安と孤独を表現した。
ハイデッガー【Martin Heidegger】
[1889〜1976]ドイツの哲学者。キルケゴール、ディルタイの解釈学の影響のもとに、フッサールの現象学を発展させた。哲学の対象である存在は、実存を通してのみ理解可能であるとする、基礎的存在論と...
はっとり‐たつ【服部達】
[1922〜1956]文芸評論家。東京の生まれ。遠藤周作・吉本隆明らと雑誌「現代評論」の創刊に参加。昭和29年(1954)評論「新世代の作家たち」を発表し、第三の新人を最初に理論づけた。作「われ...
ハルトマン【Nicolai Hartmann】
[1882〜1950]ドイツの哲学者。初め新カント学派に属して認識論を研究したが、フッサールの現象学の影響を受けて存在論を哲学の中心と考えるようになり、独自の批判的存在論を提唱した。著「認識の形...
ひろまつ‐わたる【広松渉】
[1933〜1994]哲学者。福岡の生まれ。東大教授。マルクスの研究に大きな功績を残し、独自の哲学を構築。著「マルクス主義の地平」「世界の共同主観的存在構造」「存在と意味」など。
マルセル【Gabriel Marcel】
[1889〜1973]フランスの哲学者。無神論的実存主義であるサルトルに対し、キリスト教的実存主義を展開。著「存在と所有」「形而上学日記」などのほか、戯曲も多く書いた。