エルトマン【Johann Eduard Erdmann】
[1805〜1892]ドイツの哲学者。ヘーゲル学派中央派に属し、哲学史の分野に業績を残した。著「哲学史綱要」など。
エルトン【Charles Sutherland Elton】
[1900〜1991]英国の動物生態学者。「動物の生態学」を著し、食物連鎖・生態的地位・個体群動態を基本に、現代生態学を確立した。他に「動物群集の様式」など。
エルベシウス【Claude Adrien Helvétius】
[1715〜1771]フランスの唯物論哲学者。百科全書派に属し、教権・王権を痛烈に批判。フランス革命の思想的先駆者の一人。著「精神論」「人間論」など。
エルミート【Charles Hermite】
[1822〜1901]フランスの数学者。ソルボンヌ大教授。整数論・代数方程式・楕円関数など、多岐にわたる業績を残した。エルミートの多項式、エルミート行列、エルミート形式などにその名を残す。また、...
エンゲル【Christian Lorenz Ernst Engel】
[1821〜1896]ドイツの統計学者。「エンゲルの法則」で有名。著「人間の価値」「ベルギー労働者家族の生活費」など。
えん‐じゃくきょ【閻若璩】
[1636〜1704]中国、清代の古典学者。経史に詳しく、精密な考証にすぐれ、清代考証学の基礎をきずいた。著「尚書古文疏証(そしょう)」「四書釈地」など。
エンデ【Michael Ende】
[1929〜1995]ドイツの児童文学者。父エドガーはシュールレアリスムの画家。時間泥棒から人々を救う少女を描いた「モモ」が、世界的ベストセラーとなる。文明批判を織りこみながら空想の世界をたくみ...
エンペドクレス【Empedoklēs】
[前493ころ〜前433ころ]古代ギリシャの哲学者・詩人・政治家・医師。シチリア島の生まれ。万物は地・水・火・風の4元素からなり、愛と憎が動力因として働き、結合分離・生成消滅があると説いた。著「...
エーコ【Umberto Eco】
[1932〜2016]イタリアの記号論学者・小説家。トマス=アクィナス研究から出発。小説「薔薇(ばら)の名前」は世界的ベストセラーとなった。他に「不在の構造」「フーコーの振り子」「記号論」など。...
エードリアン【Edgar Douglas Adrian】
[1889〜1977]英国の生理学者。神経伝導の悉無律(しつむりつ)を研究。神経細胞の機能に関する発見により、1932年、シェリントンとともにノーベル生理学医学賞受賞。