おざき‐まさよし【尾崎雅嘉】
[1755〜1827]江戸後期の国学者。大坂の人。通称、春蔵。号、蘿月・華陽。和漢のほか歌もよくした。著「群書一覧」「百人一首一夕話(ひとよがたり)」など。
オストワルト【Friedrich Wilhelm Ostwald】
[1853〜1932]ドイツの物理化学者。酸と塩基の化学親和力、反応速度論と触媒の作用などを研究。1909年、ノーベル化学賞受賞。著「化学の学校」など。
おぜ‐ほあん【小瀬甫庵】
[1564〜1640]安土桃山・江戸初期の儒学者・医者。尾張の人。名は道喜。豊臣秀次・堀尾吉晴・前田利常に仕えた。著「太閤記」「信長記」など。
おだか‐ともお【尾高朝雄】
[1899〜1956]法哲学者。朝鮮の生まれ。東大教授。国民主権と天皇制の調和を求め、また、マルクス主義法思想を批判。法哲学の啓蒙(けいもう)に尽力。
おちあい‐なおぶみ【落合直文】
[1861〜1903]国文学者・歌人。宮城の生まれ。旧姓、鮎貝。号は萩之家(はぎのや)。長編新体詩「孝女白菊の歌」で世に知られた。短歌革新を唱えて「浅香(あさか)社」を結成。著「萩之家歌集」「こ...
オチョア【Severo Ochoa】
[1905〜1993]米国の生化学者。スペイン生まれ。酸化・合成・エネルギー転移の酵素を研究。RNA(リボ核酸)の生体外での合成に成功し、1959年、ノーベル生理学医学賞を受賞。
オッカム【William of Occam】
[1285ころ〜1349ころ]英国のスコラ哲学者。実在論に反対して唯名論を唱え、英国における経験論の基を開いた。オッカムのウィリアム。
オッペンハイマー【Franz Oppenheimer】
[1864〜1943]ドイツの社会学者。ナチスに追放され、米国に亡命。社会主義的国家論を主張。著「社会学大系」「国家論」。
オッペンハイマー【John Robert Oppenheimer】
[1904〜1967]米国の理論物理学者。宇宙線シャワー理論などの研究がある。第二次大戦中、原子爆弾の製造を指導し、戦後は水素爆弾製造に反対して公職を追放された。
オドエフスキー【Vladimir Fyodorovich Odoevskiy】
[1803〜1869]ロシアの作家・音楽批評家。哲学者のシェリングやドイツ‐ロマン派の影響を受けて哲学的小説を書き、哲学サークル「愛智会」を主宰。音楽評論でも活躍した。代表作は連作短編集「ロシア...