たきかわ‐ゆきとき【滝川幸辰】
[1891〜1962]刑法学者。岡山の生まれ。京都帝国大学教授のときに滝川事件が起きて休職を命じられた。第二次大戦後に復職し、その後法学部長・総長を歴任。著「刑法講義」「激流」など。→滝川事件 ...
たぐち‐うきち【田口卯吉】
[1855〜1905]経済学者・文明史家。江戸の生まれ。号、鼎軒(ていけん)。「東京経済雑誌」を創刊、自由貿易を唱えて政府の経済政策を批判。明治27年(1894)より衆議院議員。「群書類従」「国...
たけうち‐みのる【竹内実】
[1923〜2013]中国文学者・評論家。中国の生まれ。京大卒。東京都立大助教授を経て、京大人文科学研究所、立命館大、北京日本学研究センターなどで教授を歴任。現代中国研究に尽力し、毛沢東論で知ら...
たけうち‐よしみ【竹内好】
[1910〜1977]中国文学者・評論家。長野の生まれ。魯迅(ろじん)の研究・翻訳とともに、独自の見識で近代日本文化を批判。著「魯迅」「国民文学論」など。
たけしま‐はごろも【武島羽衣】
[1872〜1967]歌人・詩人・国文学者。東京の生まれ。本名、又次郎。古典主義的な美文・韻文で知られ、唱歌「花」「美(うるわ)しき天然」は広く愛唱されている。共著「花紅葉」など。
たけぞえ‐しんいちろう【竹添進一郎】
[1841〜1917]外交官・漢学者。肥後天草の生まれ。号、井井(せいせい)。明治15年(1882)朝鮮弁理公使。甲申(こうしん)の政変に関与。のち、東大教授。著「左氏会箋(かいせん)」など。
たけだ‐ゆうきち【武田祐吉】
[1886〜1958]国文学者。東京の生まれ。厳密な文献学的方法に基づいて万葉集などの上代文学を研究、多くの校訂や考証を行った。著「上代国文学の研究」など。
たけとも‐そうふう【竹友藻風】
[1891〜1954]詩人・英文学者。大阪の生まれ。本名、乕雄(とらお)。上田敏に学び、英米に留学して英文学を修めた。詩集「祈祷」「浮彫」、翻訳「神曲」など。
たけのぶ‐よしたろう【武信由太郎】
[1863〜1930]英語学者。鳥取の生まれ。英字新聞「ジャパンタイムズ」「英語青年」を創刊。海外への日本紹介に努めた。著「武信和英大辞典」。
たけべ‐あやたり【建部綾足】
[1719〜1774]江戸中期の読本(よみほん)作者・俳人・国学者・画家。津軽弘前の人。本名、喜多村久域(きたむらひさむら)。俳号、涼袋。画号、寒葉斎。賀茂真淵の門人。江戸で俳諧を業としたが、の...