ゆめの‐きゅうさく【夢野久作】
[1889〜1936]小説家。福岡の生まれ。本名、杉山泰道。怪奇・幻想の世界を描いた。作「瓶詰地獄」「ドグラ‐マグラ」など。
ゆめまくら‐ばく【夢枕獏】
[1951〜 ]小説家。神奈川の生まれ。本名、米山峰夫。伝奇小説「魔獣狩り」に始まるサイコダイバーシリーズでベストセラー作家となる。他に「上弦の月を喰べる獅子」「神々の山嶺(いただき)」、「陰陽...
ユルスナール【Marguerite Yourcenar】
[1903〜1987]フランスの女流小説家。ベルギー生まれ。のち、米国に定住。1981年、女性初のアカデミーフランセーズ会員となる。歴史小説のほか戯曲・翻訳などでも活躍。作「ハドリアヌス帝の回想...
よこみぞ‐せいし【横溝正史】
[1902〜1981]小説家。兵庫の生まれ。本名、正史(まさし)。日本の風土に怪奇性を融合させた本格推理小説を発表。作「本陣殺人事件」「八つ墓村」「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄(てまりうた)」「...
よこみつ‐りいち【横光利一】
[1898〜1947]小説家。福島の生まれ。本名、利一(としかず)。川端康成・片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の中心となった。新心理主義に立ち、昭和初期の代表作家として活躍。作「日輪」...
よしかわ‐えいじ【吉川英治】
[1892〜1962]小説家。神奈川の生まれ。本名、英次(ひでつぐ)。「鳴門秘帖」「神州天馬侠」で流行作家となり、「宮本武蔵」によって大衆文学に新しい分野を開拓。以後も「新平家物語」「私本太平記...
よしだ‐けんいち【吉田健一】
[1912〜1977]評論家・英文学者・小説家。東京の生まれ。吉田茂の長男。評論のほか、短編・随筆も発表。著「文学概論」「ヨオロツパの世紀末」など。
よしだ‐げんじろう【吉田絃二郎】
[1886〜1956]小説家・劇作家・随筆家。佐賀の生まれ。本名、源次郎。自然や人生に寄せる愛惜と悲哀の情を語りかける思索的な作品を書いた。小説「島の秋」、戯曲「大谷刑部」、随筆感想集「小鳥の来...
よしだ‐しゅういち【吉田修一】
[1968〜 ]小説家。長崎の生まれ。法政大学卒業後、アルバイト生活を経て創作の道に入る。「パーク・ライフ」で芥川賞受賞。他に「最後の息子」「熱帯魚」「パレード」など。
よしだ‐ともこ【吉田知子】
[1934〜 ]小説家。静岡の生まれ。本姓、吉良(きら)。「無明長夜」で芥川賞受賞。他に「満洲は知らない」「箱の夫」「お供え」など。