おおやま‐いわお【大山巌】
[1842〜1916]元帥・陸軍大将。鹿児島の生まれ。西郷隆盛の従弟。陸相・参謀総長を務め、日露戦争では満州軍総司令官。
おおよど‐みちかぜ【大淀三千風】
[1639〜1707]江戸前期の俳人。伊勢の人。本名、三井友翰(ゆうかん)。仙台に住んでのち、全国を遊歴。大磯で鴫立庵を再興した。著「日本行脚文集」「松島眺望集」など。
たけのうち‐しきぶ【竹内式部】
[1712〜1768]江戸中期の神道家。越後の人。名は敬持。号、羞斎(しゅうさい)・周斎・正庵。式部は通称。垂加神道を学び、京都で公家に尊王論を説き、追放(宝暦事件)。のち、明和事件に連座し、八...
たさか‐ともたか【田坂具隆】
[1902〜1974]映画監督。広島の生まれ。ヒューマニズムを基調とする作風が特徴。代表作「五人の斥候兵」「路傍の石」など。
タスマン【Abel Janszoon Tasman】
[1603〜1659]オランダの探検家。東インド会社の船長で、タスマニア・ニュージーランド・フィジー諸島などを発見。
やまもと‐さねひこ【山本実彦】
[1885〜1952]出版事業家・政治家。鹿児島の生まれ。新聞記者を経て、総合雑誌「改造」を創刊。昭和初年「現代日本文学全集」を刊行し、円本(えんぽん)時代をつくる。衆議院議員。
やまもと‐ほうすい【山本芳翠】
[1850〜1906]洋画家。美濃の人。本名、為之助。五姓田(ごせだ)芳柳に学び、のち洋画に転じて渡仏。帰国して生巧館画塾を開く。明治美術会・白馬会の創立に参加。門下に藤島武二らがいる。代表作に...
よこみつ‐りいち【横光利一】
[1898〜1947]小説家。福島の生まれ。本名、利一(としかず)。川端康成・片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の中心となった。新心理主義に立ち、昭和初期の代表作家として活躍。作「日輪」...
よしだ‐いそや【吉田五十八】
[1894〜1974]建築家。東京の生まれ。東京芸大教授。数寄屋(すきや)建築を現代化した独自の様式を確立し、五島美術館などを設計。文化勲章受章。
よしだ‐げんじろう【吉田絃二郎】
[1886〜1956]小説家・劇作家・随筆家。佐賀の生まれ。本名、源次郎。自然や人生に寄せる愛惜と悲哀の情を語りかける思索的な作品を書いた。小説「島の秋」、戯曲「大谷刑部」、随筆感想集「小鳥の来...