フランク【César Auguste Franck】
[1822〜1890]フランスの作曲家・オルガン奏者。バッハなどのドイツ音楽の手法を受け継ぎ、晩年独自の形式を確立。作品に、オルガン曲、バイオリンソナタのほか「交響曲ニ短調」など。
ホイットマン【Walt Whitman】
[1819〜1892]米国の詩人。自由な形式で、強烈な自我意識、民主主義精神、同胞愛、肉体の賛美をうたった。詩集「草の葉」、論文「民主主義の展望」など。
みつざき‐けんぎょう【光崎検校】
[?〜1853ころ]江戸後期の地歌・箏曲(そうきょく)家。京都の人。箏曲の復興運動の先駆者。三味線とは合奏せず、箏だけで合奏・独奏する形式を発展させた。「五段砧」「秋風の曲」などを作曲。
メーリケ【Eduard Mörike】
[1804〜1875]ドイツの詩人・小説家。形式・内容ともに多様な展開を果たした「詩集」などにより、ゲーテ以後最大の叙情詩人といわれた。ほかに小説「画家ノルテン」「プラハへの旅路のモーツァルト」など。
モンタギュー【Richard Montague】
[1930〜1971]米国の数学者・論理学者。記号論理学を自然言語の意味論へ応用、モンタギュー文法を構築して形式意味論の創始者となった。
ラベル【Maurice Joseph Ravel】
[1875〜1937]フランスの作曲家。古典的な形式美をもとに、華麗な管弦楽法や異国情緒による独自の作風を確立した。作品に、管弦楽曲「ボレロ」、ピアノ曲「クープランの墓」、バレエ音楽「ダフニスと...
リスト【Franz Liszt】
[1811〜1886]ハンガリーの作曲家・ピアノ奏者。ピアノの卓絶した演奏技巧を開拓、また、標題音楽の形式を確立して多くの交響詩を作曲した。作品に交響詩「前奏曲」、ピアノ曲「ハンガリー狂詩曲」など。
ルキアノス【Lūkianos】
[120ころ〜180ころ]ギリシャの作家。シリア生まれ。対話形式により、当時の世相・哲学・宗教など、あらゆるものを批判・風刺した。作「神々の対話」「死者の対話」「本当の話」など。
ルコント‐ド‐リール【Leconte de Lisle】
[1818〜1894]フランスの詩人。本名、シャルル=マリー=ルコント(Charles Marie Leconte)。高踏派の中心的存在。感情・主観を排し、厳格な形式によって荘重な美の世界を追求...
ロダン【François Auguste René Rodin】
[1840〜1917]フランスの彫刻家。形式的なアカデミズムに反抗し、人間の内的生命を表現。近代彫刻に多大の影響を与えた。作「考える人」「地獄の門」「カレーの市民」など。