テイヤール‐ド‐シャルダン【Pierre Teilhard de Chardin】
[1881〜1955]フランスのイエズス会司祭・古生物学者。進化論とキリスト教を統合、宇宙進化の中心に人間を据えた。北京原人の発見に参加したことでも知られる。著「自然界における人間の位置」「現象...
パトナム【Hilary Putnam】
[1926〜2016]米国の哲学者。ネオプラグマティズムのリーダーの一人。心の哲学・科学哲学・言語哲学など幅広い分野で活躍した。著「理性・真理・歴史」「実在論と理性」など。パットナム。
ビュトール【Michel Butor】
[1926〜2016]フランスの小説家。前衛的技法を駆使した作風で、ヌーボーロマンの代表的作家の一人に数えられる。小説「心変わり」「時間割」、評論「上演目録」など。
フエンテス【Carlos Fuentes】
[1928〜2012]メキシコの小説家。メキシコ人のアイデンティティーを問う、心理主義的作品で注目される。ジャーナリストとして、雑誌編集・評論執筆も行う。作「アルテミオ=クルスの死」「我らの大地...
リチャーズ【Ivor Armstrong Richards】
[1893〜1979]英国の文芸評論家。心理学的分析と意味論を文芸批評に採り入れ、新批評の確立に貢献した。エンプソンの師。著「意味の意味」「文学批評の原理」など。
ルーマン【Niklas Luhmann】
[1927〜1998]ドイツの社会学者。社会システム理論によって、第二次大戦後の理論社会学をリードした。また、政治学や心理学・文学研究などへの影響も大きい。著「法社会学」「社会システム論」など。
ロベスピエール【Maximilien François Marie Isidore Robespierre】
[1758〜1794]フランスの政治家。大革命期の1792年、国民公会の議員となり、ジャコバン派の中心人物としてジロンド派を追放。革命の防衛の名のもとに恐怖政治を強行。封建制の全廃などの諸改革を...
ロメール【Éric Rohmer】
[1920〜2010]フランスの映画監督。教師・映画誌編集を経て、1959年に長編第1作「獅子座」を監督。トリュフォーやゴダールらとともに、ヌーベルバーグの中心人物の一人となる。他に「海辺のポー...
ローティ【Richard Rorty】
[1931〜2007]米国の哲学者。プラグマティズムを徹底化するネオプラグマティズムの立場に立ち、認識論中心の西欧哲学の伝統を批判した。著「哲学と自然の鏡」「プラグマティズムの帰結」「偶然性、ア...
わたなべ‐かずお【渡辺一夫】
[1901〜1975]仏文学者。東京の生まれ。東大教授。ラブレーを中心とするフランス16世紀文学の研究に業績をあげる一方、批評家としても活躍。著「ラブレー研究序説」「フランスユマニスムの成立」。