おおむら‐ますじろう【大村益次郎】
[1825〜1869]幕末の兵法家。周防(すおう)の人。初め村田蔵六と名乗った。戊辰(ぼしん)戦争にすぐれた軍事指揮を執った。日本の兵制の近代化に尽力したが、反対派浪士に襲われて死亡。
おおやま‐いわお【大山巌】
[1842〜1916]元帥・陸軍大将。鹿児島の生まれ。西郷隆盛の従弟。陸相・参謀総長を務め、日露戦争では満州軍総司令官。
おかだ‐せいぞう【岡田誠三】
[1913〜1994]小説家。大阪の生まれ。新聞社の特派員として南方に従軍し、その経験から戦争を描いた小説や歴史ものを執筆する。「ニューギニヤ山岳戦」で直木賞受賞。他に「定年後」「雪華の乱」「字...
おぎわら‐ひろし【荻原浩】
[1956〜 ]小説家。埼玉の生まれ。広告代理店勤務ののち文筆活動に入る。深刻なテーマをユーモアを交え描く作風で知られる。若年性認知症の苦悩を描いた「明日の記憶」で、山本周五郎賞受賞。短編集「海...
かいこう‐たけし【開高健】
[1930〜1989]小説家。大阪の生まれ。「裸の王様」で芥川賞受賞。ベトナム戦争の取材など、行動派の作家として活躍。他に「パニック」「輝ける闇」「夏の闇」など。
かいふ‐としき【海部俊樹】
[1931〜2022]政治家。愛知の生まれ。昭和35年(1960)自由民主党から衆議院議員初当選。平成元年(1989)宇野内閣退陣で、最大派閥竹下派に推され首相就任。翌年の湾岸戦争では多国籍軍...
かく‐まつじゃく【郭沫若】
[1892〜1978]中国の文学者・歴史学者・政治家。楽山(四川省)の人。名は開貞。日本に留学中、文筆活動を開始。日中戦争勃発と同時に抗日救国に活躍。中華人民共和国成立後、政務院副総理・中国科学...
かたやま‐せん【片山潜】
[1859〜1933]労働運動指導者。岡山の生まれ。米国留学から帰国後、労働組合結成を指導。また、社会主義運動の先駆となった。日露戦争中、反戦を主張。のち、ソ連に渡ってコミンテルン中央執行委員と...
かつら‐たろう【桂太郎】
[1848〜1913]軍人・政治家。陸軍大将。長州藩出身。陸軍にドイツ式兵制を取り入れ、陸相などを歴任。三度首相となり、日英同盟・日露戦争・韓国併合を断行。大逆事件を初め、社会運動を弾圧した。
かとう‐ともさぶろう【加藤友三郎】
[1861〜1923]軍人・政治家。元帥・海軍大将。広島の生まれ。日露戦争時、連合艦隊参謀長。ワシントン会議に首席全権委員として出席。のち首相となり、シベリア撤兵、陸海軍の軍備縮小、山東還付など...