ジード【André Gide】
[1869〜1951]フランスの小説家・批評家。人間性の解放を追求する個人主義的立場から、既成道徳・社会制度を批判。1947年、ノーベル文学賞受賞。作「狭き門」「背徳者」「贋金(にせがね)つくり...
スウィンバーン【Algernon Charles Swinburne】
[1837〜1909]英国の詩人・批評家。巧みな韻律美と異教的な官能描写で知られる。劇詩「カリドンのアタランタ」、詩集「詩とバラード」など。
スタイナー【George Steiner】
[1929〜2020]米国の文芸批評家・小説家。パリ生まれのユダヤ人で、ナチスの迫害を避けて米国に亡命。幅広い教養を背景に、広範な批評活動を展開した。著「言語と沈黙」「青ひげの城にて」「バベルの...
スタール【Anne-Louise Germaine Staël】
[1766〜1817]フランスの小説家・批評家。通称、スタール夫人。ネッケルの娘。自由思想のため国外に追われ、欧州諸国に亡命。フランス‐ロマン主義の先駆者。小説「デルフィーヌ」「コリンヌ」、評論...
スペンダー【Stephen Spender】
[1909〜1995]英国の詩人・批評家。1930年代、オーデンらと新詩運動を展開。政治的題材を扱ったが、のち内省的な詩風に転換した。詩集「静かな中心」、評論「破壊的な要素」など。
ソンタグ【Susan Sontag】
[1933〜2004]米国の女性批評家・作家。芸術や医療、政治など幅広い分野について批評活動を行った。小説「死の葬具」、評論「反解釈」「写真論」「ラディカルな意志のスタイル」「隠喩としての病」など。
チェスタートン【Gilbert Keith Chesterton】
[1874〜1936]英国の小説家・批評家。カトリックの立場から、警句・逆説を駆使した文明批評を行った。また、ブラウン神父を探偵役とした推理小説のシリーズでも有名。評論「ディケンズ論」など。
チボーデ【Albert Thibaudet】
[1874〜1936]フランスの批評家。文学現象を創造的持続として把握する新しい批評方法を確立。著「マラルメの詩」「ポール=バレリー」「フランス文学史」など。
テレンティウス【Publius Terentius Afer】
[前195ころ〜前159]古代ローマの喜劇作家。カルタゴ生まれの解放奴隷。整った劇作法で、人生批評的な作品を書き、教養人にもてはやされた。作「アンドロスの女」など。
テーヌ【Hippolyte Adolphe Taine】
[1828〜1893]フランスの歴史家・批評家・哲学者。コントの実証主義を文学・芸術・歴史の研究に適用し、文化は人種・環境・時代の三条件で決定されると主張。著「芸術哲学」「現代フランスの起源」など。