ふるはた‐たねもと【古畑種基】
[1891〜1975]法医学者。三重の生まれ。東大教授。科学警察研究所長。血液型の研究を専門として親子鑑定に応用したほか、帝銀事件・下山事件をはじめとする多くの事件で法医学鑑定を手がけた。著作に...
フレーザー【James George Frazer】
[1854〜1941]英国の人類学者・古典学者。膨大な資料を駆使して未開文化の風俗習慣や信仰を研究。主著「金枝篇」では呪術(じゅじゅつ)や宗教の進化理論を展開した。
ブリューソフ【Valeriy Yakovlevich Bryusov】
[1873〜1924]ソ連・ロシアの詩人・批評家。雑誌「天秤座」を創刊し、ロシア象徴主義文学運動の指導者の一人となる。ロシア革命後は新政権を支持し、文化関係の要職について啓蒙活動を行った。詩集「...
ブリンクリー【Francis Brinkley】
[1841〜1912]英国の海軍軍人・ジャーナリスト。1867年(慶応3)来日し、海軍砲術学校などで教えた。「ジャパン‐メール」紙を発行、日本の文化を海外に紹介。東京で没。
ブルクハルト【Jakob Burckhardt】
[1818〜1897]スイスの歴史家・文化史家。ルネサンス文化の研究によって近代美術史学・文化史学の基礎を築いた。著「イタリア‐ルネサンスの文化」「世界史的考察」など。
ブルデュー【Pierre Bourdieu】
[1930〜2002]フランスの社会学者。出身階級の差が教育を受ける機会の格差に結びつくという文化的な財の不平等について説明した。また後年は社会運動にも参加し、米国のネオリベラリズムを批判した。...
ヘイエルダール【Thor Heyerdahl】
[1914〜2002]ノルウェーの探検家・人類学者。ポリネシア文化は古代ペルーに起源があるという説を立証するため、1947年に筏(いかだ)コンティキ号でペルーからポリネシアへの漂流実験を行い、1...
ヘロデ【Herod】
[前73ころ〜前4]ユダヤの王。在位、前37〜前4。キリスト誕生当時専制君主として君臨、ヘレニズム文化に心酔し、エルサレム神殿を再建。猜疑心(さいぎしん)が強く、妻子や縁者を殺害。キリストを除く...
ベネディクト【Ruth Fulton Benedict】
[1887〜1948]米国の女性文化人類学者。文化とパーソナリティー研究で、個別文化の全体を類型学的に把握した。日本文化の研究書「菊と刀」で知られる。
ホイジンガ【Johan Huizinga】
[1872〜1945]オランダの歴史家。精神史との関連を考察し、文化史研究に新生面を開いた。著「中世の秋」「ホモ‐ルーデンス」など。ホイジンハ。