フォントネル【Bernard Le Bovier de Fontenelle】
[1657〜1757]フランスの文人・思想家。コルネイユの甥(おい)。啓蒙思想の先駆者。「複数世界についての対話」でコペルニクスの学説を平易に解説したほか、新旧論争では近代派を擁護して科学や文学...
フォークナー【William Faulkner】
[1897〜1962]米国の小説家。米国南部の住民・社会の苦悩とその超克の問題を描いた。1949年ノーベル文学賞受賞。作「響きと怒り」「サンクチュアリ」「八月の光」「アブサロム、アブサロム!」など。
ふくい‐きゅうぞう【福井久蔵】
[1867〜1951]国文学者。兵庫の生まれ。学習院大教授。和歌・連歌の研究および国語学の史的研究に業績を残した。著「連歌の史的研究」「大日本歌書綜覧」など。
ふくだ‐きよと【福田清人】
[1904〜1995]小説家・児童文学者。長崎の生まれ。昭和30年(1955)浜田広介らと日本児童文芸家協会を設立。同42年開館の日本近代文学館設立にも尽力した。作品に「春の目玉」「秋の目玉」「...
ふくなが‐れいぞう【福永令三】
[1928〜2012]童話作家。愛知の生まれ。「クレヨン王国の十二か月」で講談社児童文学新人賞を受賞。以後「クレヨン王国」シリーズの作品を多数執筆し、同シリーズはロングセラーとなった。平成16年...
ふくはら‐りんたろう【福原麟太郎】
[1894〜1981]英文学者・随筆家。広島の生まれ。東京教育大学教授。著「チャールズ=ラム伝」「文学と文明」など。
ふじい‐おとお【藤井乙男】
[1868〜1946]国文学者・俳人。兵庫の生まれ。京大教授。号、紫影。俳諧・浄瑠璃など近世文学を研究。著「江戸文学研究」など。
ふじおか‐さくたろう【藤岡作太郎】
[1870〜1910]国文学者。石川の生まれ。東大助教授。号、東圃。文学史研究に力を注ぐ。著「国文学全史平安朝篇」「国文学史講話」「近世絵画史」など。
ふじの‐かおり【藤野可織】
[1980〜 ]小説家。京都の生まれ。平成18年(2006)「いやしい鳥」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。「爪と目」で芥川賞受賞。他に「パトロネ」など。
ふじむら‐つくる【藤村作】
[1875〜1953]国文学者。福岡の生まれ。東大教授。近世文学、特に西鶴の研究に専心。また、雑誌「国語と国文学」を創刊し、「日本文学大辞典」を編集。著「評釈西鶴全集」など。