よしだ‐せいいち【吉田精一】
[1908〜1984]国文学者。東京の生まれ。東京教育大・東大教授。日本近代文学研究に新しい実証主義的方法を樹立。著「自然主義の研究」「近代日本浪漫主義研究」「明治大正文学史」など。
よしの‐ひろし【吉野弘】
[1926〜2014]詩人。山形の生まれ。昭和28年(1953)、詩誌「櫂(かい)」に参加。平易な言葉で人間の温かみを描いた叙情詩で知られる。昭和46年(1971)、詩集「感傷旅行」で読売文学賞...
よしもと‐たかあき【吉本隆明】
[1924〜2012]詩人・文芸評論家・思想家。東京の生まれ。次女は小説家の吉本ばなな。文学・大衆文化・政治・宗教など、広範な領域で評論・思想活動を行う。著書に「高村光太郎」「言語にとって美とは...
よしもと‐ばなな【吉本ばなな】
[1964〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、吉本真秀子(まほこ)。思想家吉本隆明の次女。単行本「キッチン」に所収の「ムーンライト・シャドウ」で第16回泉鏡花文学賞受賞。他に「TUGUMI」「とか...
よしゆき‐りえ【吉行理恵】
[1939〜2006]詩人・小説家。東京の生まれ。本名、理恵子。吉行淳之介の妹。詩集「夢のなかで」で田村俊子賞受賞。小説「小さな貴婦人」で芥川賞受賞。他に短編集「黄色い猫」、児童文学に「まほうつ...
よだ‐じゅんいち【与田凖一】
[1905〜1997]児童文学者・詩人。福岡の生まれ。旧姓、浅山。北原白秋に師事し、詩、童話、童謡、絵本を制作。詩集「野ゆき山ゆき」で野間児童文芸賞を受賞。他に童話「五十一番目のザボン」「十二の...
よねかわ‐まさお【米川正夫】
[1891〜1965]ロシア文学者。岡山の生まれ。単独で「トルストイ全集」「ドストエフスキー全集」の訳を完成。
ライル【Martin Ryle】
[1918〜1984]英国の電波天文学者。電波干渉計を開発し、宇宙の観測可能領域の飛躍的拡大に貢献。1974年、ヒューイッシュとともにノーベル物理学賞受賞。
ラカン【Jacques Lacan】
[1901〜1981]フランスの精神分析学者。1964年にパリ‐フロイト学派を創設。論集「エクリ」によって構造主義の代表的理論家とされ、哲学・言語学・文学などに多くの影響を与えた。
ラクスネス【Halldór Kiljan Laxness】
[1902〜1998]アイスランドの小説家。カトリシズムを経て社会主義作家となった。1955年ノーベル文学賞受賞。作「サルカ=バルカ」「独立の民」など。