おちあい‐なおぶみ【落合直文】
[1861〜1903]国文学者・歌人。宮城の生まれ。旧姓、鮎貝。号は萩之家(はぎのや)。長編新体詩「孝女白菊の歌」で世に知られた。短歌革新を唱えて「浅香(あさか)社」を結成。著「萩之家歌集」「こ...
かながき‐ろぶん【仮名垣魯文】
[1829〜1894]幕末から明治にかけての戯作者・新聞記者。江戸の人。本名、野崎文蔵。別号、鈍亭など。著に、開化の風俗を描いた「西洋道中膝栗毛」「安愚楽鍋(あぐらなべ)」など。
き‐の‐ときぶみ【紀時文】
平安中期の歌人。貫之(つらゆき)の子。梨壺(なしつぼ)の五人の一人。村上天皇の勅により万葉集の訓釈を行い、また後撰集を撰進。生没年未詳。
き‐ぶん【紀文】
紀国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)の通称。
こうだ‐あや【幸田文】
[1904〜1990]小説家・随筆家。東京の生まれ。露伴の次女。随筆「終焉」、小説「流れる」など。
しん‐じゅうぶん【沈従文】
⇒シェン=ツォンウェン
ふじわら‐の‐ただふみ【藤原忠文】
[873〜947]平安中期の公卿。民部卿。平将門の乱では征東大将軍、藤原純友の乱では征西大将軍に任ぜられたが、その功に恩賞が与えられなかったのは藤原実頼の反対のためと恨み、死後も実頼の子女に祟(...
まつむら‐けいぶん【松村景文】
[1779〜1843]江戸後期の画家。京都の人。松村月渓の異母弟。優麗な花鳥画にすぐれ、月渓の後継者として四条派の発展に貢献した。代表作に「花鳥図襖」など。呉景文。