いとう‐きよし【伊藤清】
[1915〜2008]数学者。三重の生まれ。京大・学習院大教授。京大数理解析研究所所長を務めた。確率過程を研究。予測が難しい微粒子の動きを表す「伊藤の公式」とよばれる確率微分方程式は、金融工学に...
たかみね‐ひでこ【高峰秀子】
[1924〜2010]映画女優。北海道の生まれ。本姓、松山。旧姓、平山。夫は映画監督の松山善三。5歳から子役として映画に出演し、「デコちゃん」の愛称で親しまれた。その後「綴方(つづりかた)教室」...
とみた‐てつのすけ【富田鉄之助】
[1835〜1916]官僚・実業家。陸奥(むつ)の人。勝海舟に師事。幕末に渡米し経済学を学ぶ。外交官として活躍した後、大蔵省に転じ日本銀行の設立に参画、初代副総裁となる。のち、総裁に就任するが松...
のぼりかわ‐せいじん【登川誠仁】
[1932〜2013]民謡歌手。兵庫の生まれ。沖縄島に育ち、芝居の地方(じかた)を務めながら琉球民謡を学ぶ。三線(さんしん)の早弾きの名手として知られた。
ふかい‐えいご【深井英五】
[1871〜1945]銀行家。群馬の生まれ。国民新聞の記者を経て、当時の大蔵大臣松方正義の秘書に転身。のち日本銀行に入行し、営業局長・副総裁・総裁などを歴任した。著作に「通貨調節論」など。
もり‐こういち【森浩一】
[1928〜2013]考古学者。大阪の生まれ。同志社大教授。考古学と歴史学を結びつける古代学の見地から、古代地域文化の実証に尽力。三角縁神獣鏡の国産説を唱えたほか、陵墓に指定されている古墳を所在...
やまだ‐ほうこく【山田方谷】
[1805〜1877]幕末・明治前期の陽明学者。備中の人。名は球。通称、安五郎。方谷は号。幕末期に松山藩の財政整理と藩政改革に成功。明治維新後は閑谷(しずたに)学校の再興に尽力した。
よしの‐ひろし【吉野弘】
[1926〜2014]詩人。山形の生まれ。昭和28年(1953)、詩誌「櫂(かい)」に参加。平易な言葉で人間の温かみを描いた叙情詩で知られる。昭和46年(1971)、詩集「感傷旅行」で読売文学賞...
ロッビア【Luca della Robbia】
[1400ころ〜1482]イタリアの彫刻家・陶芸家。大理石や青銅による彫刻を制作する一方、釉(うわぐすり)を用いたテラコッタ技法を開発。
ワイエス【Andrew Wyeth】
[1917〜2009]米国の画家。古典的技法を駆使して、地方の自然や人々を、詩情豊かに郷愁あふれる表現で描いた。作「クリスティーナの世界」など。