ダルゴムイシスキー【Aleksandr Sergeevich Dargomïzhskiy】
[1813〜1869]ロシアの作曲家。ロシア国民楽派の一人。ロシア語の抑揚を生かした朗唱様式を完成し、ムソルグスキーらに大きな影響を与えた。歌劇「ルサルカ」「石像の客」など。
ディアギレフ【Sergey Pavlovich Dyagilev】
[1872〜1929]ロシアバレエ団(バレエリュス)の主宰者。1909年に、パリで同バレエ団を結成。作曲家・振付師・舞踏家・美術家と提携して革新的な近代バレエの道を切り開いた。
デュパルク【Henri Duparc】
[1848〜1933]フランスの作曲家。C=A=フランクに師事。国民音楽協会の設立者の一人で、近代フランス音楽の先駆的存在。歌曲「悲しみの歌」「旅への誘い」など。
ドルフマン【Ariel Dorfman】
[1942〜 ]チリの小説家。小説「マヌエル=センデロの最後の歌」、戯曲「死と乙女」、批評「ラテンアメリカにおける想像と暴力」など。ドーフマン。
ノーノ【Luigi Nono】
[1924〜1990]イタリアの作曲家。十二音音楽から出発し、さまざまな前衛技法を採用する実験的傾向を強めていった。また「ゲルニカの勝利」「生命と愛の歌—広島の橋の上で」「アウシュビッツの事件」...
ハントケ【Peter Handke】
[1942〜 ]オーストリアの劇作家・小説家。観客に罵声を浴びせる挑発的で反劇場的な戯曲「観客罵倒」で注目を集め、詩・戯曲・映画脚本など多方面の作品を発表した。のち小説に転じ、「ペナルティキック...
バリェ‐インクラン【Ramón María del Valle-Inclán】
[1866〜1936]スペインの小説家・詩人・劇作家。九八年代作家の一人。モデルニスモの詩人として出発し、のちに民衆的・叙事詩的文学を目指した。戯曲「野蛮喜劇」、四部作の長編散文詩「ソナタ」など。
ミルボー【Octave Mirbeau】
[1848〜1917]フランスの小説家・劇作家。ブルジョア社会を風刺・批判した作品を残した。小説「小間使いの日記」、戯曲「事業は事業」など。
ユン‐イサン【尹伊桑】
[1917〜1995]ドイツの作曲家。朝鮮半島の生まれ。大阪や東京で作曲を学ぶ。のち、ドイツに渡りベルリンを中心に活躍したが、1967年にスパイ容疑でKCIAにより連行・投獄された。1969年ド...
よしおか‐おさむ【吉岡治】
[1934〜2010]作詞家。山口の生まれ。サトウ・ハチローに師事。代表作は歌謡曲「真赤な太陽」「さざんかの宿」「天城越え」、童謡「あわてんぼうのサンタクロース」など。紫綬褒章受章。