コロンタイ【Aleksandra Mikhaylovna Kollontay】
[1872〜1952]ソ連の女流政治家・作家。十月革命後、福祉人民委員・党婦人部長などの要職につき、各国大使を歴任。性の自由を説いた小説「赤い花」のほか、婦人問題についての著作も多い。
さい‐よういち【崔洋一】
[1949〜2022]映画監督。長野の生まれ。大島渚監督「愛のコリーダ」や村川透監督「最も危険な遊戯」で助監督をつとめる。「十階のモスキート」で劇場映画監督デビュー。代表作「月はどっちに出ている...
さかた‐の‐きんとき【坂田金時】
平安後期の武士。相模足柄山に生まれたと伝えられる。幼名、金太郎。源頼光の四天王の一人。後世の御伽草子などで伝説化され、五月人形となって残る。浄瑠璃・歌舞伎では快(怪)童丸の名で登場する。生没年未...
さんじょう‐さねとみ【三条実美】
[1837〜1891]幕末・明治前期の公家・政治家。実万(さねつむ)の四男。急進的攘夷派の指導者として、長州藩と提携。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として長州に逃れた。明治...
サント‐ブーブ【Charles Augustin Sainte-Beuve】
[1804〜1869]フランスの批評家。科学的な立場から人間性の問題を探究、近代批評の父といわれる。著「ポールロワイヤル史」「月曜閑談」など。
シェーンベルク【Arnold Schönberg】
[1874〜1951]オーストリアの作曲家。後期ロマン派の影響を受け、無調音楽・十二音音楽という理論を打ち立てた。1933年、米国へ亡命。作品に「浄められた夜」「月に憑かれたピエロ」など。
シエイエス【Emmanuel Joseph Sieyès】
[1748〜1836]フランスの政治家。聖職者であったが、「第三身分とは何か」を著し、革命運動に影響を与えた。のちにナポレオンのクーデターにも参画。王政復古後追放され、七月革命で帰国。
しが‐なおや【志賀直哉】
[1883〜1971]小説家。宮城の生まれ。武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。強烈な自我意識と簡潔・明晰(めいせき)な文体によるリアリズム文学の傑作を書いた。文化勲章受章。小説「城の崎にて」...
しのはら‐てつお【篠原哲雄】
[1962〜 ]映画監督。東京の生まれ。「月とキャベツ」で劇場映画監督デビュー。代表作「昭和歌謡大全集」「天国の本屋〜恋火」「地下鉄(メトロ)に乗って」など。
しば‐しろう【斯波四郎】
[1910〜1989]小説家。山口の生まれ。本姓、柴田。毎日新聞に入社、週刊誌の編集に従事。「山塔」で芥川賞受賞。他に「愛と死の森」「月曜日の憂鬱(ゆううつ)」「含羞(がんしゅう)の花」など。