なんば‐としぞう【難波利三】
[1936〜 ]小説家。島根の生まれ。大阪の庶民生活を題材にした大衆小説で直木賞候補の常連となり、6度目の「てんのじ村」で受賞。他に「地虫」「雑魚(ざこ)の棲(す)む路地」「イルティッシュ号の来...
にんせい【仁清】
⇒野々村仁清(ののむらにんせい)
のじま‐やすぞう【野島康三】
[1889〜1964]写真家。埼玉の生まれ。昭和7年(1932)木村伊兵衛らと写真雑誌「光画」を創刊。新興写真運動を展開し、優れたヌード・肖像作品を残した。
はやかわ‐こうたろう【早川孝太郎】
[1889〜1956]民俗学者。愛知の生まれ。郷里奥三河の神楽「花祭」のほか、全国各地の山村の民俗調査を行った。著作に「花祭」など。
はやの‐はじん【早野巴人】
[1676〜1742]江戸中期の俳人。下野(しもつけ)の人。通称、甚助。別号、夜半亭など。江戸へ出て宝井其角・服部嵐雪に師事。門下に与謝蕪村がいる。
ふるかわ‐いちべえ【古河市兵衛】
[1832〜1903]実業家。京都の生まれ。本姓は木村。小野組古河太郎左衛門の養子。足尾など多くの鉱山を経営。古河財閥の基礎を築いた。
ふんや‐の‐わたまろ【文室綿麻呂】
[765〜823]平安初期の公卿。弘仁元年(810)薬子(くすこ)の変で上皇方について捕らえられたが、のちに許され、坂上田村麻呂とともに蝦夷(えぞ)征討で武功をあげた。
ぶそん【蕪村】
⇒与謝蕪村(よさぶそん)
ブラウン【Samuel Robbins Brown】
[1810〜1880]米国の改革派教会の宣教師。1859年(安政6)来日、横浜でブラウン塾を開き、教育・伝道に努め、植村正久ら多数のキリスト教指導者を育成。また、新約聖書の翻訳に尽くした。187...
ブロック【Marc Bloch】
[1886〜1944]フランスの歴史家。フランス中世農村社会史を専攻。第二次大戦中、ナチス抵抗運動に参加し、銃殺された。著「封建社会」「歴史のための弁明」など。