えがみ‐ふじお【江上不二夫】
[1906〜1982]生化学者。東京の生まれ。東大教授。核酸の構造・機能を研究し、日本における分子生物学を育てた。有機化学の分野でも業績があり、国際生命の起源学会会長などを務めた。著「生化学」「...
エードリアン【Edgar Douglas Adrian】
[1889〜1977]英国の生理学者。神経伝導の悉無律(しつむりつ)を研究。神経細胞の機能に関する発見により、1932年、シェリントンとともにノーベル生理学医学賞受賞。
シェリントン【Charles Scott Scherrington】
[1857〜1952]英国の生理学者。中枢神経系を研究。ニューロンの機能の発見により1932年、エードリアンとともにノーベル生理学医学賞受賞。著「神経系の統御作用」「脊髄の反射活動」など。
スペリー【Roger Wolcott Sperry】
[1913〜1994]米国の大脳生理学者。左右の大脳半球の機能分化を研究し、左脳と右脳がそれぞれ異なる機能を持つことを解明した。1981年ノーベル生理学医学賞受賞。
テータム【Edward Lawrie Tatum】
[1909〜1975]米国の生化学者。微生物の遺伝子の機能を研究し、細菌の遺伝子組み換え現象を発見。1958年、G=W=ビードル、J=レーダーバーグとともにノーベル生理学医学賞を受賞。
パブロフ【Ivan Petrovich Pavlov】
[1849〜1936]ロシアの生理学者。犬を手術して消化腺に通じる瘻管(ろうかん)を作り、消化生理を研究。さらに条件反射の実験・研究を続け、大脳の生理機能の究明に貢献した。1904年ノーベル生理...
パーソンズ【Talcott Parsons】
[1902〜1979]米国の社会学者。ハーバード大学教授。マックス=ウェーバーの研究に業績を残したほか、構造機能分析を確立し、行為の一般理論、社会システム論などを展開した。著「社会的行為の構造」...
ヘス【Walter Rudolf Hess】
[1881〜1973]スイスの生理学者。自律神経系を研究、間脳の調節機能を発見した。1949年ノーベル生理学医学賞受賞。
マリノフスキー【Bronislaw Kasper Malinowski】
[1884〜1942]英国の文化人類学者。ポーランド生まれ。南太平洋トロブリアンド諸島での参与観察によって画期的な民族誌を著す。文化を統合体としてとらえ、機能主義の方向を開いた。著「西太平洋の遠...
ラドクリフ‐ブラウン【Alfred Reginald Radcliffe-Brown】
[1881〜1955]英国の社会人類学者。人類学にデュルケーム社会学の方法論を導入、アンダマン諸島などの調査・研究を通じて、機能主義的社会人類学を創始した。著「アンダマン島民」など。