ヒンデンブルク【Paul von Beneckendorff und von Hindenburg】
[1847〜1934]ドイツの軍人・政治家。普墺(ふおう)戦争・普仏戦争に参加。第一次大戦ではタンネンベルクの戦いでロシア軍に大勝して国民的英雄となる。1925年、大統領に就任。1932年再選さ...
ピレンヌ【Henri Pirenne】
[1862〜1935]ベルギーの歴史家。民族の大移動をもって古代と中世とを分ける伝統的時代区分に対し、イスラムが地中海を制覇した8世紀中葉以降に真の中世が始まるとする、いわゆる「ピレンヌ‐テーゼ...
ファノン【Franz Fanon】
[1925〜1961]フランス領マルチニク島生まれの精神科医・思想家。1956年、アルジェリア民族解放戦線に参加。その理論的指導者となり、第三世界に大きな影響を与えた。著「黒い皮膚・白い仮面」「...
フォークナー【William Faulkner】
[1897〜1962]米国の小説家。米国南部の住民・社会の苦悩とその超克の問題を描いた。1949年ノーベル文学賞受賞。作「響きと怒り」「サンクチュアリ」「八月の光」「アブサロム、アブサロム!」など。
ブランティング【Karl Hjalmar Branting】
[1860〜1925]スウェーデンの政治家。社会民主労働党の結成に参加、のち党首。その後、蔵相・首相を歴任して労働者の地位向上に尽力。1921年、C=H=ランゲとともにノーベル平和賞を受賞。
ブラント【Willy Brandt】
[1913〜1992]ドイツの政治家。社会民主党(SPD)党首として西ドイツ首相に就任。在任1969〜1974。東側諸国との関係の正常化に努め、1971年ノーベル平和賞受賞。→シュミット
ブリューゲル【Pieter Bruegel】
[1528ころ〜1569]フランドルの画家。寓意を交えた独自の写実的画風で農民風俗を描き「農民ブリューゲル」とよばれた。また、風景画・幻想画にも特異な才能を示した。長男と次男も有名な画家で、長男...
ブルンナー【Emil Brunner】
[1889〜1966]スイスのプロテスタント弁証法神学者。チューリヒ大学教授。神と人との出会いの真理を提唱。1953〜55年、国際キリスト教大学教授として滞日。日本における民主主義のキリスト教的...
プガチョフ【Emel'yan Ivanovich Pugachyov】
[1742ころ〜1775]ロシアの農民戦争(プガチョフの乱)の指導者。ドンコサック出身。1773年、農民のツァーリ信仰を利用してみずからピョートル3世と称し、農奴解放を唱えて農民蜂起を指導。蜂起...
プルードン【Pierre Joseph Proudhon】
[1809〜1865]フランスの社会主義者。民主的な経済制度や相互連帯に基づく自由で平等な社会の実現を主張。経済的自由主義・共産主義・国家を否定した。著「財産とは何か」「貧困の哲学」など。